横浜薬科大学の評判・口コミ【薬学部編】

横浜薬科大学の特徴

薬学部が６年生になって新設された大学です。元々は遊園地だったところを大学にした珍しい大学でもあります。漢方、臨床、健康の3つの学科に分かれているのも特徴のひとつです。薬学の知識のほかにそれぞれの学科に特化した知識をつけることができます。また、学長がノーベル物理学賞を受賞された江崎玲於奈先生です。入学式、卒業式などの式典の際には江崎先生の貴重なお話を聴くことができました。また、遊園地時代のホテルは図書館になっています。そこからの景色は絶景です。

満足していること：授業

とにかく有名な先生方が多いです。研究分野で名が知れた先生方に専門分野の知識を教えてもらうのでとても詳しくなります。だからといって、質問がしにくいというわけではなく分からないことやもっと知りたいことはどんどん質問できる環境があります。先生と学生の距離はとても近いと6年間在学して感じました。国家試験に対応できるような資料をくれるので学生としては安心感がありました。研究室に気軽に行くことができるのもメリットでした。

満足していること②：部活動

薬学部だからといって、身体を動かさないなんてことはありませんでした。部活やサークルに入っているのは全体の１/3 程度ですが、医歯薬の試合などで優秀な成績をおさめている部活やサークルは多数ありました。原則3年生までしか活動はできませんが、気分転換に身体を動かすという意味で学年が上がっても顔出しはしていました。サークルから部活に格上げになったものもあることから活発に活動していることがわかると思います。

不満に感じていること：キャンパスの立地

最寄りの駅からはバス以外の交通手段がないです。スクールバスの運行も少なく、研究、実験、講義でおそくなると自費で大学から駅まで向かわなくてはいけません。また、集合団地もあるのでバスの本数は多いのですがラッシュ時は大混雑です。とくに雨の日のバスの遅延には悩まされました。1限からの講義にはほぼ間に合いません。なので、タクシーで大学に来る人も多くいました。6年在学しましたがこの問題はなかなか改善されなかったです。

不満に感じていること②：キャンパスの環境

キャンパス自体は10年と新しいのですが、とにかく壁がないのでトイレに行くにしても冬場は上着必須です。教室を出ると外なので春は花粉、夏は虫、秋は落ち葉、冬は雪が廊下に散乱しています。階段も雨が吹き込むので台風や風が強いときはとくに傘がないと厳しいです。薬学部は白衣を着用するときが多いのですが、冬場は特に寒くきつい環境です。新しい建物ですが雨風にさらされて少し劣化している部分もあります。お掃除の方がいてなんとか成り立っていたのでお掃除の方には感謝しています。

横浜薬科大学のおすすめ学部：薬学部

3～4年前に薬科学科が新設されたが正直ぱっとしないです。薬学部よりも内容は深くない分専門性に疑問を感じました。4年行くなら国家試験は大変だと思いますが6年いく薬学部のほうが将来安泰だというのが薬学生の声です。

横浜薬科大学に通って良かった？

薬学部の中でも専門分野を学べる唯一の薬科大学だったので通ってよかったです。漢方薬は今とても使われている薬のひとつでもあり、ほかの薬学生との違いを発揮できる場面が増えるので良いです。実際に、5年次の実習や就職活動でも他とは違うことをより詳しく知っているので、有利に働いた場面が多くありました。この大学で学んだ漢方薬の知識は実践で使えることが多く自信になりました。自分の身内にも適切な漢方を選び効果が目に見えてわかるのもこの大学でよかったと思えるひとつです。