天理大学の評判・口コミ【文学部編】

志望理由

高校三年生になり、本格的に受験勉強を頑張らなくてはいけない時期になったものの、勉強したくないという欲求が強まり、その欲求に従ってしまいました。そのためセンター試験の結果は散々で、どこにも進学できないという可能性も高くなり、自分だけでなく周りの人もハラハラしていたところ、地元の私立大学の1番倍率の低い学部なら一般試験で受かるのではないかとわかり、受験しました。元々地元ということと、私立大学にしては学費が安いということもあり、母や姉からは勧められていいました。受験するまではややこの大学に苦手意識がありましたが、浪人することのリスクと比べるうちに抵抗感はなくなりました。地元が都会ではないので、他の県に進学した友達とは会いづらいですが、実家から通える点は大変ありがたいです。

大学で勉強していること

私の所属する文学部国文学国語学科では、それぞれ上代文学、中古文学、中世文学、近世文学、近代文学の先生がおり、輪講と呼ばれる授業外での講義と交流を兼ねた時間を生徒自身が作るなど、文学に力を入れています。古典文学の基礎知識を習う国文学概論では、木火土金水の五行や陰陽道など宗教文化に始まり、平安時代の人々の人生の通過儀礼(成人するまでの流れが男女で違うことや当時の結婚形式など)を学びました。近世文学概論では井原西鶴の西鶴諸国ばなしの特徴と見どころを教えられ、試験では習った西鶴諸国ばなしの各話のうち自分のお気に入りを選び、その話のどこが面白いのか記述する問題が出ました。文学部なので自分で思考し、レポートを作るような授業が多いと思います。

満足していること：図書館など大学内の施設が整っている

天理大学には図書館が2つあります。1つは学生向けに小説や雑誌が置いてある情報ライブラリーという施設、もう1つは研究者向けの古い雑誌や書籍を保存している天理大学付属図書館です。天理大学付属図書館は所有する図書の多さと、それらの保存する技術の高さ、国宝や貴重な文化財もあるため、世界的に見ても高い評価を得ていると様々な教授が仰っています。それに、付属図書館は学習者たちのための学習を補助する部屋もあり、机と照明がセットになっているのでとても学習しやすいです。あまり利用者がいないのか空いているところも多いので、個人的に学習するための穴場スポットだとも思っています。

不満に感じていること：大雨警報で休校にならない

私は地元に住んでいるので普段は自転車で通っていますが、雨の日は1駅電車に乗り、歩いて登校しています。大学は電車から降りて30分ほどの場所にあり、正直言って遠いです。自宅から通っているため駅に自転車を置けるわけもなく、30分歩いて通っています。先程述べたように電車を利用するのは雨の日だけなので更に長くかかり、1度遅刻してしまいました。しかしもっと最悪なのは、大学が大雨警報でも休校を認めないことです。私の最寄り駅はJRで、雨や風でよく止まるので、大雨警報が出て電車が止まっても授業があると、登校する手段がなくなるため大変困ります。大雨警報では休校を認めないのに、暴風警報では休校になるのも謎です。

天理大学のおすすめ学部：国際学部

天理大学は元々天理教を海外へ広めるために作られたこともあり、語学系の大学でした。なので現在は国際学部の他に文学部、体育学部、人間学部もありますが、留学制度や支援制度が手厚いです。英米学科だけでなく、スペイン語やヨーロッパ系の研究コース、朝鮮語やタイ語のアジア系研究コースなど幅広く語学を取り扱っているため、ためになるだけでなく純粋に楽しいと思います。

天理大学に通って良かった？

大学全体に緩い雰囲気があるというか、厳しさがあまりないためアットホームな雰囲気で過ごしやすいです。先輩も優しい人が多く、よくボードゲームで遊んでもらいます。大学内の施設でバイトが可能で、空きコマの有効活用が出来ることも嬉しいです。情報ライブラリーでは図書の公開だけでなく映画も置いてあるため、大学内の娯楽が豊富だとも思っています。私はまだ文学部独自の輪講という、生徒主催の教授を呼び授業外の授業を兼ねた交流に参加出来ていませんが、時間に余裕が出来たら私も近代文学概論の先生に頼み、近代輪講を作るつもりです。