熊本県立大学の評判・口コミ【総合管理学部編】

志望理由

明確に学びたいものが無かったので、総合管理という様々な分野の教養を受けることのできる学問に興味を持ち、自分が今後学びたい学問、社会にどう役立てていくかを見つけていきたいと思ったからです。自分の専攻したい分野については、より深く学べることに対し、専攻していない分野についても浅く広く学べるので、ある程度幅広い知識を得ることができると考えました。当初は文学部に興味を抱いておりましたが、今後の人生において幅広い知識が必要になってくると考えたため、私は総合管理学部を選びました。

大学で勉強していること

１年次は行政、経済、情報、福祉といった４分野について浅く広く学びましたが、大学の講義を経て統計学に興味を持ち、2年次からは特に統計学について勉強しました。既存のデータを用いて世の中の出来事がどのような影響を与えるかを数値化して分析する内容で、自分は特に金融行動に着目した統計分析について学びました。最初は扱う統計ソフトの使い方を学ぶことからはじめ、分析したいテーマについては統計学以外の分野である金融行動であったため、図書館の参考書やインターネットを活用して調べていきました。３年次には株式会社での金融行動について研究しました。

満足していること：就職先が充実している

私が通っている大学は、総合管理という学問があることによって幅広い知識を得ることができるので、先輩方の就職先もかなり幅広いものになっています。公務員や民間企業、大学院が主な就職先として考えられますが、講義において地域の方々と協働して地域活性化を考える機会が多いため、自然と地元の企業と関わりを持つことが多いです。そのため、就職活動をすすめていく中で、リクナビやマイナビといった就職サイトに加え、大学への求人もかなり多く、充実したものになっています。学生はあるプロジェクトでお世話になった企業にそのまま就職する例も決して少なくはないようです。

不満に感じていること：災害時の支援課の対応がよくない

今年で4年目ですが、学生支援課の方々の対応に悩まされることも多いです。特に対応が散漫に感じたのは、災害時だったと思います。私の大学では、暴風警報および洪水警報といった警報、もしくは台風や地震が発生した場合に限り、大学が休講となり、その旨を私たち学生にメールで連絡してきます。この時に不満に思ったのが、緊急災害時の安否確認方法でした。熊本地震発生時、某大学では１人１人学生に電話をするなど、敢えて大学側からの確認で復興に追われている学生もいるなかでは大変有効な手段だと思いました。しかし、私の通う大学は自身の持つHP上への連絡を促し、学生側に委ねた形を取りました。そのため、あの未曾有の災害時にそのような連絡の書かれたメールに気付けず、発生後の大学生活において友人から知らされたのです。大学は学生主体であることはわかりますが、全て丸投げされたことはあまり快く感じていません。

熊本県立大学のおすすめ学部：総合管理学部

総合管理学部は、幅広い知識をもって地域課題を解決していくリーダースキルを身につけるものとしており、公務員や民間企業に就職する際も必要になってくるスキルの多くを学べると思います。自分の専攻したいものを深く学べるので、まだ学びたいものが明確ではない人、将来地域のために働きたい人、他の学部に興味がない人ならばうってつけの学部だと思います。

熊本県立大学に通って良かった？

大学では、サークルやゼミ、講義などを通して多くの友人や人々に出会うことができました。高校では勉強クラスだったのもあり、一般クラスとは隔離された状態で限られた人とでしか関わりが持てませんでした。その分、多くの人と出会えたことは嬉しく思います。ただ大学側の支援体制や講義内容の偏りなど、大学側には少し不満が残るので自分としては満足する部分もあれば不満な部分もあるという結論になりました。