防衛医科大学校の評判・口コミ【医学教育部編】

志望理由

物心ついた時から漠然と医者を志していましたが、どの大学に行きたいかは決まっていませんでした。そんな時、テレビ等で自衛隊が活躍するニュースを見聞きし、隊員の健康管理を行う医官の存在を知って興味を持ちました。寮生活を通して医療現場に必要な協調性を育むこともできると考え、こちらを第一志望に決めました。高校二年生の秋に一次試験を通過し、同年冬に行われた二次試験を受験しました。正規合格ではありませんでしたが、3月に学校の方から繰上げ合格の連絡を頂き、晴れてこちらに進学する運びとなりました。

大学で勉強していること

基本的には他の一般大学と同じように教養課程を学びます。数学では多重積分や行列を学び、生物では高校生物の復習のような内容を学習しています。生物実験や物理学実験に置いて、高校までではやらなかった高度な内容を行っていますが教授のサポートのお陰で楽しく学習することができます。また、こちらには自衛隊の医官を養成する学校ならではの訓練課程が存在します。訓練は基本的に女子学生の体力に合わせて行うので、男子学生にとってはそれほど厳しいものではないと思います。体力面で心配することはありません。

満足していること：他の医学部ではできない体験ができる

入校した当初は慣れない規則も多く戸惑うこともありましたが、同期と助け合い乗り越えることで結束力を高められることが良いと思います。寮生活なので、他大学と比べ先輩や男子学生とも仲良くなれることも魅力の一つだと思います。平日の外出は制限されますが、土日や祝日は自由に過ごせます。また、防衛省管轄の為か敷地が広大であり、大きなトラックやテニスコート、グラウンドが存在する為広々と運動できます。訓練では色々な自衛隊の施設に行くなど貴重な体験ができ、非常に楽しいです。

不満に感じていること：平日に外出できない

防衛医科大学校の学生の身分は国家公務員のため、自衛隊のルールに縛られて生活しなくてはならないところがしばしばあります。特に、平日に外出できないことは一番不満に感じています。平日にしか行けないイベントやお店に行けなかったり、役所などが閉まってしまうなど不便に感じることも多々あるからです。普通の大学生のような生活は謳歌できない為、かつての高校同期が平日に楽しそうに生活しているのを見ると羨ましく思ったりもします。

防衛医科大学校のおすすめ学部：医学教育部 医学科

自衛隊の医者として働くなら医学科コースを、自衛隊の看護官として働きたいのなら看護学科コースをお勧めします。卒業してから部隊勤務ではなく病院勤務を志望している場合は看護学科技官コースに入学するのがいいと思います。技官は唯一自衛官という身分ではない為、平日に外出したり自宅からの通学が可能です。

防衛医科大学校に通って良かった？

他の大学に進学した友人には経験できない貴重な体験ができるからです。防衛省の職員として他の防衛省の施設に行くことができたり、自衛隊に入ってないとできない訓練をやることができます。だからと言って訓練が大変というわけではなく、勉強や部活と両立して学校生活を送ることができるのもいいと思った理由です。また、先輩や同期、教授や指導官と呼ばれる自衛隊員の方々も、最初に持っていたイメージとは違い面白い人が多く、自衛隊に対する意識が変わったと思います。