東北大学の評判・口コミ【理学部編】

志望理由

物理学を学びたいと考えていましたが、そのうちの何に対して特に興味があるかがはっきりしていませんでした。東北大学の物理系では入学後から学科配属までの一年半、物理の基礎を学びながら最新の研究に触れることが可能であり、また幅広い分野での研究が行われていることでも有名でした。そこなら自分の行いたい研究がわかるだろうと考え、東北大学を受験しました。大学受験の勉強を開始したのは高3の夏頃からで、無事に現役合格を果たしました。

大学で勉強していること

入学後の約一年半は物理系共通のカリキュラムが組まれており、物理数学、力学、解析力学、剛体力学、惑星物理、電磁気学、など基礎的な分野について学びました。高校物理より数学がメインになっている印象があります。二年後期からは惑星物理などを学ぶ学科に配属され、恒星、惑星大気、地震、プログラミング、相対性理論、フーリエ解析、量子力学、など応用分野や実際の研究に必要なスキルなどを学びました。4年からは研究室に配属され、各教授の指導の下、実験等に打ち込んでいました。

満足していること：大体何でも学ぶことができる

入る学部や学科さえ間違えなければ、大抵の学問は修めることができる大学だといえます。特に理系に関してはどのようなマイナー分野にもその道のプロがいます。また仮に、入った学部に対して「少し学びたいものと違う」と感じても学科変更や大学院での変更等も容易です。更に、学生に対する教員数もかなり多く手厚い指導を受けることができます。また、海外からの留学生も多く、国内でも英語力を伸ばすことができる環境だと感じています。

不満に感じていること：研究室配属後の研究活動が大変

研究に対して熱を持った教員が多く大変結構なのですが、そのあまり指導が苛烈で学生が気を病むケースが多いと感じます。理系の学部では休日や深夜にも関わらず実験棟に電気がともっていることも常態化しており、世間が想像する大学生とは正反対の様相です。研究以外でも実験レポートが大量に課されることも珍しくなく、週に一回10ページ以上のレポートを提出しなければいけない、理系の必修の実験科目が存在したりもします。

東北大学のおすすめ学部：工学部

最先端の研究が行われており、なかでも材料系は世界でもトップレベルという風な噂を耳にします。その他にも建築や機械知能など、今後の世界で必要とされるような学問を学べるため、就職活動でも無類の強さを誇ります。

東北大学に通って良かった？

周囲の学生や教員がみな優秀であり、会話などを通して様々な知見を得ることができ、それまでの人生観は一変しました。また課題等は大変なものの、各分野の最先端の研究に触れられる講義が多数存在し、自分の研究したい分野も見つけることができました。就職活動等においても様々な有名企業や業界1位の企業からイベントのお誘い等が来ることもあり、そのような企業に就職していく人も多く存在します。事前の準備等は必要ですが、よほどのことがない限りあまり心配する必要はありません。