埼玉大学の評判・口コミ【工学部編】

志望理由

都内から通える国立大学だったことが一番な理由です。経済的に国立大学しか進学出来なかったので、前期試験で偏差値の高い大学を受け、滑り止めとして後期に受験しました。また、キャンパスが1つしかない所も魅力でした。自分は工学部志望だったので、例えば工学部しかないキャンパスだと女性が極端に少なく友達が出来ないのではないかと不安でした。その点埼玉大学はキャンパスが1つなので他の学部の人とも交流できると思いました。

大学で勉強していること

4力と呼ばれる機械力学、材料力学、流体力学、熱力学を主に学びました。工場実習では旋盤やフライス盤を用いて実際に加工を行いました。製図の授業は手書きのドラフターを用いて簡単な機械の設計を行いました。大学3年の時に、セミナーといって自分の学部の研究室に2ヶ月間お邪魔して課題を行うというものがあります。それぞれの研究室の内容が知れることは勿論、研究室の雰囲気を感じたり先輩方と話したりできるおかげで、4年生時の研究室選びに役立ちました。

満足していること：製図の授業が手書き

会社に入って、昔の図面を探すと手書きのものが多い事に気付きます。手書きの図面はCADの図面と違って書き方に特徴があり、実際に図面を書いた事がないと気付かない事が沢山あります。製図の授業を手書きで行なっている大学は少なく、これを経験する事が出来たおかげで、会社に入ってから手書きの図面を見ても直ぐに理解する事が出来ました。同期の多くはCADしかやった事がなかったので、この経験のおかげて一歩リードすることができました。

不満に感じていること：改修工事が多い

在学中に建物の建て替え工事が相次いで行われ、卒業してから綺麗になった建物が多くありました。図書館などの改修中は自習スペースも制限されたため、同じ学費を払っているのに何故自分は使えなくて後輩は綺麗な建物を利用できるのか、と不満に思いました。また建て替えるのは様々な学部の人が利用する建物ばかりで、大学内で一番古いと言われた私の学部の建物は卒業した後も建て替えるという話を聞いたことがありません。学部間で格差がある事も不満に思っています。

埼玉大学のおすすめ学部：機械工学科

専門的な知識を多く学ぶことができ、その殆どが社会人になって仕事をする上で役に立っています。他の大学ではなかなか無い授業もあるのでこの大学に入って良かったと思います。女性の先輩も少なからず居るので居心地が悪いということはないです。

埼玉大学に通って良かった？

専門的な知識を身につける事が出来ました。会社に入ってからも学生時代に使った教科書を使う機会が多くあり、当時はインプットするだけだった知識を今になってアウトプット出来ています。各授業で買わされた教科書を捨てないで持っていて良かったと思います。また工場実習で旋盤やフライス盤を使う事が出来た点も良かったです。実際に加工を行えた事で、設計業務に活かせる事を多く学ぶことができました。卒業研究でも旋盤を使う機会が多く、工場も比較的自由に出入りできたので数ヶ月で直ぐに使いこなせるようになりました。技師の方々も親切丁寧に使い方を教えてくれるのでとても良かったです。