山形大学の評判・口コミ【工学部編】

志望理由

理系科目が得意で、理学部と農学部はつまらなそう、医学部はそもそも目指せる学力がない、ということで工学部を選択しました。学科は就職率が良いとされる機械システムと電気電子工学と迷いましたが、担任の先生と相談して電気電子工学科にしました。山形大学を選んだ理由としては、センター試験で思ったような点数が取れず、二次試験の配点が高い国立大学を探していたところ、山形大学が他の同じようなレベルの国立大学と比べて高かったからです(センター試験950点-二次試験800点)。また英語が苦手だったので、二次試験で英語がなかったのも要因の一つです。私立大学への進学もありでしたが、大学院へ行きたかったこともあり、やはり学費の関係で国立大学である山形大学にしました。

大学で勉強していること

3年次まで電気回路、電磁気学、電子物性、量子物理をメインで学びました。4年生となり研究室に配属されると磁性体と半導体を組み合わせたデバイスの研究をしていました。研究はこれまでの授業の知識では到底理解できず、図書館やインターネットで専門的な勉強を1から始めました。磁気デバイスのもつ磁石の性質と、半導体デバイスのもつ電気の性質は、どちらも目では見ることのできない電子のことを理解しなければいけないので苦労しました。

満足していること：試験が簡単なものが多い

他の大学の試験を受けたわけではないので予測になってしまうのですが、試験は比較的簡単だと思います。もちろん専門科目や必修の実験レポートの難易度は高く、相当時間をかけないと及第点が取れないものもありますが、自由単位に使えるような必修ではない科目は過去問とほとんど同じ問題が出されたり、配布プリントと同じ問題が出たりしたので簡単だと思います。興味がある授業でない限り、簡単な授業を選択し、朝寝坊しなければ単位は取れます。

不満に感じていること：大学の周りに何もない

山形大学には4つのキャンパスがあり、文系学部＆理学部、工学部、農学部、医学部のキャンパスに分かれています。勉強が一番大切だと思いますが、大学生としてはやっぱり遊びたいです。山形県自体、人口密度が低くはっきり言って田舎です。文系学部＆理学部のある小白川キャンパスは県庁所在地なので少しは栄えています。また仙台も近いので少し時間をかければ買い物にも困らないのですが、工学部のある米沢は雪も多く遊ぶ場所がほとんどありません。

山形大学のおすすめ学部：工学部

工学部といっても様々な学科がありますが、機能高分子や化学バイオは研究棟も綺麗だったり、研究資金的にも恵まれてもいて良いと思います。特に機能高分子は、ノーベル賞に関与した教授がいるため、他の学科に比べて最先端の研究をしています。

山形大学に通って良かった？

予算が多くないので研究のレベルが低いことや、田舎で遊ぶ場所が少ないといったことはありますが、逆に言えばのんびり大学生活を過ごせ、勉強漬けといった日々でもありません。レベルの高い大学に行ったら、勉強についていけなくて自由時間がないことも考えられます。私の場合は学校の勉強以外に、興味のあることを見つけたら、そっちを優先してやっていました。また国立大学で学費が安いことや、地元の人に愛されやすいこともよいところだと思います。