京都先端科学大学（旧：京都学園大学）の評判・口コミ【人間文化学部編】

志望理由

高校2年で将来的な進路の話が出始める頃、大きな夢や進学、就職の決断すら曖昧でした。きっかけとなったのが郊外学習で奈良へ行ったことです。元々歴史への興味はありましたが、目の前にした仏像や当時の遺構を見るなかで、より専門的な学びをしたいと決意が固まっていました。推薦入試で入学にこぎつけましたが、高校の日本史の先生が大学のある教授と親交があり、いわゆるコネで優遇していただけたという背景もあります。

大学で勉強していること

歴史民俗学という専攻で学んでいました。名前の通り、歴史と民俗についてです。切っても切れない関係の領域2分野を学べました。民俗の分野に長けた教授がいた背景もあります。主な大きな学びとしてフィールドワークというものがありました。現代に残る遺構や実物のものを歩いたり、今ある景観を研究材料として考察するというものです。フィールドワーク前提ともよく教えられたため、年間でも多くの土地に赴くことがありました。

満足していること：歴史と民俗を並行して学べる

事実、通説として残る歴史を前提として民俗学的に掘り下げて学ぶという両輪で学べる点に満足していました。歴史的背景がありながらも、ではこの地域や、この地域に住む人々はどうであったか、など噛み砕いて細分化した学びに専念できるところに魅力がありました。残る一つの遺構や文化財、景観にしても多くの考察ができることを学びました。その考え方次第では歴史的概念が大きく覆ることもあり、このようにして過去の歴史的考え方は覆ってきたのだなと経験できました。

不満に感じていること：交通アクセスが悪い

当時は京都市の隣、亀岡市がメインとなるキャンパスでした。京都駅から嵯峨野山陰線で30分、そこからさらにスクールバスで15分ほどと、かなり郊外の山あいにあるキャンパスとあって移動が大変でした。私は滋賀県の実家から通っていたのですが片道2時間かかりました。もちろん部活動やサークルにはしっかり取り組めず、いわゆる「帰宅部」状態でした。学部での飲み会や交友でも一次会で帰らざるを得ないなどチャンスロスをする機会が多くありました。

京都学園大学のおすすめ学部：人間文化学部

学部の中でもさらに細分化して様々な学びができます。私の専攻した歴史や民俗の他にも国際コミュニケーションや心理学など、どの学問も隣り合わせで存在することを学べる学部です。専攻の垣根を越えた交流なども盛んでした。

京都学園大学に通って良かった？

大きな理由としては「好きなことを学べた」ということが一番です。物事1つでも多角的な捉え方ができるということを大学で多く学べましたし、考え方を断固として切り捨てるのではなく、どんな学問でもかじってみようという考え方を持てました。そのように思えたことが3回生頃というのが悔やまれます。すでに卒業単位は取得しましたが、3回生4回生でも心理学や経済学など全く専攻と関係ない分野の講義にも積極的に参加していました。