聖路加国際大学の評判・口コミ【看護学部編】

志望理由

看護師として臨床経験を積んだ後に、学校現場で養護教諭として働くことが私の夢でした。そこで、看護師免許と養護教諭一種免許状の両方を取得できる大学を探していました。多くの大学があり志望校を決めるのに迷っていた時、たまたま小学校の時にお世話になった養護教諭と話す機会があり、大学受験について相談しました。そこで「看護を学ぶなら聖路加。看護の最高峰だよ。それに将来私立で働くなら聖路加を出ていた方がよい」とおすすめしていただいたのがこの大学でした。オープンキャンパスに参加したところ、雰囲気がよくまじめな学生が多い印象でした。それ以外にもいくつかの大学のオープンキャンパスに参加したのですが、最終的に、カリキュラム、授業料、学生数、サークル・ボランティアの内容などを総合的に評価して、最も魅力的だと感じた聖路加国際大学を目指すことに決めました。公募推薦で受験し合格しました。

大学で勉強していること

教養科目も勉強しましたが、看護大学なので基本的には看護学の勉強がメインでした。教養科目では、文学、心理学、英語、生物学、自校史、物理学などを勉強していました。看護の専門科目では、成人看護学（急性期・慢性期）、精神看護学、老年看護学、母性看護学、小児看護学、地域・在宅看護学などを勉強していました。また、3年生になると実習が始まり、約半年間病院や施設などで実習をしていました。また、私は養護教諭一種免許状取得コースを選択していたため、学校保健関連の授業もとっていました。4年生になると、4週間の教育実習に行きました。

満足していること：施設・設備が整っている

私立大学ということもあり、キャンパスはとてもきれいです。実習室（本学ではアーツルームと呼ばれています）には、実習室担当のスタッフが常駐しているなど学生支援も充実しています。実習室で看護技術の練習中にわからないことがあるとすぐに聞くことができるのでとても助かっていました。また、附属の病院の職員と共同で使用することができるシミュレーションセンター（手術の練習や技術の練習ができる施設）も完備されています。図書館には医療系の専門書が幅広く揃っていて、学生は24時間自由に出入りできるのも魅力的です。

不満に感じていること：国家試験に向けての対策が不十分

看護師免許を取得するためには、4年生の2月に国家試験を受験する必要があります。大学側が模試の費用を負担してくれたり、特別講座を開講してくれたりと、看護師国家試験に向けて学生支援をしてくれる大学も多いのですが、聖路加国際大学はほとんどそういった支援がありませんでした。偏差値の高い大学ではあるので、教員は「この大学の学生は自律的・主体的に勉強するから大丈夫」と思っているところがあるようです。しかし、毎年1～2名ほど落ちてしまう人が出ており、その一因として大学側の支援が行き届いていないということがあると思います。

聖路加国際大学のおすすめ学部：看護学部

聖路加国際大学は看護の単科大学ですので、看護学部しかありません。単科大学のよいところとして、学生の人数が少ないため、アットホームな雰囲気の中で学ぶことができます。先生方は学生全員の顔と名前を覚えていますし、先輩・後輩の縦の繋がりも強固です。

聖路加国際大学に通って良かった？

大学4年間を通して、暇だと感じたことは一度もありませんでした。常に課題に追われていたような気がします。しかしながら、高度な知識・技術を学ぶことができ、多くの患者さんと関わる中で自身の看護観を形成することができました。先生方、友人にも恵まれ、本当に充実した毎日を過ごすことができました。聖路加で学んだ看護学は、おそらく養護教諭として学校現場で働くときにも役に立つことばかりだと思います。大変なことも多い4年間でしたが、満足しています。