富山大学の評判・口コミ【人間発達科学部編】

志望理由

保育士の仕事に興味があり、実家から通える距離の国公立大学という条件をもとに大学を選んでいました。また、入学試験が教科ではなく、小論文であったのもこの大学を選んだ理由の１つです。入学した年の夏から秋には職に沿ったコースを選びます。教育心理、発達福祉、学校教育の３つのコースです。保育士になれる人数には制限があってテストで決める可能性があると知り、小学校教諭を目指す学校教育コースに所属を決めました。富山大学は2・3年に教育実習があるだけではなく、1年生の間に1年を通して週に1回ほど現場に行くことのできる授業があります。現場に慣れるという意味では環境の整った大学であると思います。

大学で勉強していること

授業の指導案の書き方、生徒指導の考え方をもとに教育実習や授業内の模擬授業を行なってきました。また、ゼミナール活動ではは１つの教科についてこの教科が日常生活にどのように関わっていくのか、必要な手立てや事前準備は何かといったことを時間をかけて学びます。ゼミナールは主に教科ごとであるので、ゼミナールで選択した科目が実際に小学校教諭になった時の専門になったり、得意科目になったりすることも多いようです。3年時から4年時にかけては教員採用試験に向けてのセミナーも行われ、教員採用試験に関する基礎知識や勉強法、模擬授業の方法、集団討論の方法も学ぶことができます。

満足していること：交通の便がいい

富山大学は街中にある大学です。富山駅からは市内電車やバスが通っており、車がなくても楽に通学できます。車通学でも近くに大きな駐車場があったり、4年生になれば学校内の駐車場を利用することができ、通学には大変便利だと感じています。また、富山大学前には自転車の貸し出し場もあり、その他の自転車貸し出し場でも返却できる仕組みになっています。このように様々なアクセス方法があり、一人暮らしでも行き先によって交通手段を簡単に変えられることが大変便利だと感じています。

不満に感じていること：大学周りの道が狭い

大学の周りには小学校、中学校、高校が集まっています。小さな子どもが歩いていたり、中高校生が自転車に乗っていたり、大学生が運転する車が通っていたり、時間帯によってはヒヤヒヤさせられる場面も多くあります。また、富山は冬には雪が降ることも多いので、道が狭いと雪道を避けられず、徒歩通学の間に靴が濡れたり、車が跳ねた水分を多く含んだ雪を被ったりすることもありました。冬は徒歩通学の人にとっては少し憂鬱な季節になっているのかもしれません。

富山大学のおすすめ学部：人間発達科学部

私が通っていた学部は大学外の人と関わることの多い学部です。教育実習先の先生方や保護者と関わることによって人間関係の育み方、それらの人の思いや子どもたちに対してどのような思いを持っているのかをしっかり感じ取ることができるようなカリキュラムになっております。小学校に関わらず教員を目指すにはいい環境であることは間違いありません。また、大学の先生も元教師の方も多く、実践をもとにした話を聞くことができるのもいいと思います。

富山大学に通って良かった？

私は小学校教諭にならない道を選んだのですが、周りの先生はそのことをあまりよく思っていない人が多いようです。ならないと決めた年から少し居心地が悪いように感じたこともありました。教育実習のために夏休みは8月の間のみになったり、必修の授業での模擬授業を考えると、本当に教師になりたいと思える人でないと4年間この場所で過ごすには辛い環境かもしれません。しかし、この学部を通してできた友達もいますし、子どもたちと関わる機会が多いのは利点だと感じています。