名古屋学芸大学の評判・口コミ【メディア造形学部編】

名古屋学芸大学の特徴

所属するコースにもよりますが、デザインを提案する上で広い知識があることが強みになるという考えのもと、他学科・他コースの授業も受けることができます。1年生時に様々なコースの授業を一通り受け、2年生になる時にコース分けがあるのでじっくりと悩むことができますし、コースが分かれた後も他のコースや学科まで跨いで授業を受けることができます。そのため、入学してから違う学科・コースが良かったと後悔しながら4年間を過ごすということにはならないと思います。

志望理由

幼い頃から絵を描くことが好きで、美術系の大学に進もうと決めていました。美術大学に進むのか、デザインの大学に進むのかを悩んだのですが、私は「白い紙に自由に描いて！」と言われるよりも、「誰のために」「何のために」と意味を考えて制作する方が楽しめることに気づきました。自由な創造性を持つ芸術家よりも、目的を持って制作するデザイナーの方が自分には向いていると考え、この大学を選びました。

大学で勉強していること

私はデザインプロデュース領域に所属して学んでいたのですが、そこでは学外での授業が多くありました。デザインプロデュースは「頼まれたものを綺麗に作る」のではなく、「課題を見つけてそれを解決する手段を提案する」ものです。そのため、学内に留まらず地域の社会福祉施設や公園、企業などに実際に足を運び、実践の場を多く設けてもらいました。

満足していること：教授との距離が近い

他大学と比べて教授と学生の距離が近くて話しやすい環境だと思います。講義形式の授業ではなかなか教授と話す機会は少ないですが、専門の授業では実技の授業が多いため、自然と仲良くなることができます。他大学でもゼミの教授とはよく話すようになるかと思いますが、ここでは様々な分野の教授と話すことができるため、幅広い知識を得ることができ、自分の引き出しをたくさん増やすことができます。また、教授自身が積極的に交流の場を増やしてくださるので、そこで先輩方とも仲良くなれます。

不満に感じていること：姉妹校との連携が少ない

同じ敷地内に名古屋外国語大学があります。姉妹校なので学祭やサークルなど合同で行うものも多くあります。これは大学の大きな財産だと私は思っているのですが、それが活かされていないと感じます。せっかく同じ敷地にあるので、授業を受けることができたり、互いの得意分野を活かして教え合うような交流の場を作ればもっと魅力的になるのにと残念です。実際に、学祭などでお互いの学部を知って興味を持つ学生はたくさんいるので、せっかく興味を持ったのに授業は受けられないというのはもったいないと思います。

名古屋学芸大学のおすすめ学部：メディア造形学部 映像学科

映像学科では自分たちで映画を制作しています。大学にはスタジオや機材などが揃っていて良い環境が整っています。自分たちで監督から演者、撮影班などを揃えて一本の映画を作るというのは大変そうでしたが、技術だけではなくコミュニケーション能力も高まるので身になると思います。

名古屋学芸大学に通って良かった？

他の大学に比べて時間割の自由度が高く、1年の頃から全休を作ることができました。テストよりも課題提出での評価が多いので、計画的に制作していれば直前で詰め込むようなこともありません。そのおかげでアルバイト生活も充実していました。この春卒業したばかりですが、他大学では卒業論文を教授に見せて終わりなことが多いですが、卒業制作では多くの人に頑張りを見てもらうことができるのでやりがいを感じました。