神戸市外国語大学の評判・口コミ【外国語学部編】

志望理由

幼い頃から英語が好きだったので、もっと英語の知識を増やして話せるようにもなりたいという思いがあり、英語を専門的に学べる大学ということでこの学部・学科を選びました。当初は東京外国語大学の英米学科を志望していましたが、センター試験で惨敗し、当時の担任教師から代替案として教えられたのがこの大学でした。あまり有名ではありませんが、大学の名前にこだわらず英語を専門的に学べるならいいということで、急遽進路変更をして受験しました。確実に合格できるよう、通常の英米学科より少し偏差値が低く、既卒者や社会人向けに夜間の授業を開講している第二部英米学科を選択しました。

大学で勉強していること

必修である専攻の授業（会話・作文・講読・発音などに分かれています）や研修言語（第二外国語）の授業をはじめ、英語にはあまり関係のない「人間形成論」「哲学」や「スポーツ方法論」などの授業、他には教職課程の授業など幅広く取っていました。ゼミでは「認知言語学」という分野を専門に学んでいましたので、それに関連する言語学・英語学などの授業も多く取っていました。中では英語の論文を読んだりする機会もあり、非常に難解でしたが、良い経験になったと思います。

満足していること：公立大学なので学費がとても安い

他の大学に通っていた訳ではありませんが、学費がとても安いと母から聞きました。特に私が通っていた第二部英米学科は、ゼミの選択肢は通常の学部生より狭まるものの、普段受講できる授業の種類が通常の英米学科生とほとんど変わらず、それでいて授業料が通常の英米学科の半分なので経済的に優しく、あまり裕福ではなかった私でも通うことができました。時々、偏差値が低いゆえに通常の学部生から見下されたり、「第二部」という名前は就活で不利になりやすいなんていうくだらないデマを聞いたりもしますが、授業料半分で昼間の学生とほぼ同じ授業を受けられるというのは非常にありがたいと思います。

不満に感じていること：事務局の職員があまり好意的ではない

奨学金や提出物等の手続きをしに行く『学生支援班』という大学の事務局がありますが、そこの職員には無愛想な人が一定数います。「学生支援班」という大層な名前でありながら、学生ゆえになめられていると感じたり、中には学生を支援する気ないだろと突っ込みたくなるような人もいるほどです。もちろん優しく丁寧に対応してくださる人も多いですが、対応してくれる人によってその都度印象が変わるという感じです。大学制度のことなどで分からないことを訊きに行っても、運悪く無愛想な人にあたるとあてにならないこともあります。

神戸市外国語大学のおすすめ学部：第2部英米学科

ほとんどの現役学生は通常の英米学科に進みますが、第二部英米学科も現役学生が多数で社会人がクラスに複数人いる程度なので、その人たちから仕事や進路、人生経験など様々なことを教えてもらえます。クラスの人数も多くありませんので、全員が全員と“ゆる友”みたいな関係で、私は居心地が良かったです。また、基本は夕方から夜に授業があるので、午前中にアルバイト等の予定がない日はアラームをかけずに好きなだけ寝られます。また、制限はありますが昼間の授業も取ることができるので、夕方から授業を受けること・ゼミの選択肢が昼間の学部生よりも狭まること以外は昼間の学部生とほぼ何も変わりません。それでいて授業料が昼間の学部生の半分ですから、デメリットよりメリットの方が大きいと思います。

神戸市外国語大学に通って良かった？

学生数も少なくこじんまりとした大学なので、授業が一緒になる比率が高く、その日は授業が被っていなくても食堂など構内のどこかで知人と顔を合わせたりすることも多いです。周りと仲良くなりやすいという点に人付き合いが苦手な私は助かりました。特に1、2年次は入学時に決められたクラス（多くて20人程度）ごとに専攻の授業を受けるので、少なくとも週に4～5つの授業は全く同じメンツで授業を受けることになり、周りと馴染みやすかったです。3，4年次にはクラスがなくなりますが、選べる専攻授業の種類も多くないので結果的に同じ専攻の授業になることが多いです。