岡山大学の評判・口コミ【農学部編】

志望理由

1人の教員に対する生徒の比率が国立大学と私立大学では大きく異なる点において、国立大学へ進学したいという思いがありました。さらに国立大学の中でも総合大学かつ同キャンパス内に文系・理系の多くの学部が存在していることが魅力でした。その理由は、当時の私はまだ将来に対する展望が全くなかったため、選択肢を絞った環境よりも様々な人間が混在している環境で大学生活を過ごしたいという思いからこの大学を選びました。

大学で勉強していること

総合大学ということもあり、始めの方は基礎科目や教養科目が中心でした。3年次の後半から学部の中でさらに細かく専門分野に分かれるのですが、それまでに約2年間という期間があったことは、当時まだ将来の展望が曖昧であった私にとっては非常にありがたかったです。私が進んだ先は、野菜の品種改良などを中心とした遺伝子に関する分野の研究でした。実際のところ、今の仕事には正直全くと言っていいほど関連性はありませんが、今後どこかで活かせる機会があれば挑戦したいという思いはあります。

満足していること：学部の多さ、広大な土地

キャンパスの広さは国内でも有数の面積を誇ります。さらにその中でも農学部は畑や飼育所、農学部専用のグラウンドなどがあり、学生時代に全ての施設を十分に使用することができたかと言われれば出来ていなかったと思うほどの広さと多種多様な施設があります。また、学部の多さが良い点になる理由は、農学部の隣には薬学部があるので、よくある大学の農学部や農業大学にはないような特殊で高価な機械などがあり、共同研究や共同開発ができました。総合大学かつ同じキャンパスに多くの学部が集まっているからこそ交流できる人も多かったため、そういったところは大変満足しています。

不満に感じていること：授業形態

授業形態が不満に感じたというのは、私が2年生か3年生の時に授業形態がクォーター制になりました。クォーター制に変わったことで今まで2学期制の1コマ90分授業だったものが4学期制の60分授業になり、単位取得制度も大きく変わりました。その際に教員にも十分な情報が入っていなかったようで、生徒たちは混乱していました。今の学生は入学した当初からその制度だと思うので問題ないとは思いますが、途中から授業形態が変わるならせめて詳しい内容を教員に周知させてもらいたかったです。

岡山大学のおすすめ学部：農学部

おすすめの学部と言われましても、私自身が農学部のことしか詳しくは知らないので他の学部のことをいいかげんに言えません。農学部だった私からしても農学部はおすすめできます。総合大学なので、もし勉強が合わなくても住居や周りの友達などの環境を変えずに途中から学部を変えることもできます。実際に大学院で工学系に行く人もいましたし、工学部から農学部に来た方もいらっしゃいました。また、文系・理系関係なく学びやすいと思いますので、文理を迷っている方にもおすすめです。

岡山大学に通って良かった？

この大学でしか学べなかったことも多くある点、私自身が地元を離れて大学生活を一人暮らししたという点、総合大学で多くの人に関われた点、この3点は大学に通って本当に良かったと思う点であります。大学生活で学ぶことは勉強はもちろんですが、今まで親に何でもしてもらっていた頃から社会人になるまでの準備期間というものも非常に大切になってくるものだと思います。授業形態の変化のせいで履修したい科目が被ったり、過去に落とした単位が必修科目と被って留年したこと（留年した理由はそれだけではありませんが）などは少し不満な点ではありますが、トータルで考えると通ってよかったと思います。