神戸大学の評判・口コミ【国際人間科学部編】

志望理由

英語が比較的得意だったので先生や家族から挑戦してみたらと勧められたこともあり、受験しました。その時点では夢や目標はあまり明確ではありませんでした。なので、グローバル文化学科では入学後に国際的な分野だけでなく文学や政治、経済、IT、芸術など幅広く学習分野を選べるという部分に魅力を感じました。受験は前期日程と後期日程の2回とも挑戦しました。私が受験した年は前期日程の二次試験の数学がとても難しかったこともあって、前期は落ちてしまいました。後期日程は得意の英語と小論文のみの試験だったので、なんとか合格することができました。

大学で勉強していること

1年次は特に国際問題を幅広く学びました。2年次以降は芸術、文化系をより深く学びたいと思い、絵画の解釈について学べる授業や芸術祭、美術館、博物館などが抱えている問題について学べる授業を多く取っていました。現在はわかりませんが、コロナ以前の国際人間科学部では在学中に一度は必ず海外に行くプログラムに参加しなければならないという制度が存在しました。1年以上留学に行く人もいれば、1～2週間の語学研修に参加するに留まる人もいました。私はドイツのベルリンでドイツの文化や芸術を学ぶ10日間ほどの研修に参加しました。

満足していること：真面目な話や議論を楽しめた

サークルやゼミ、友達同士などで真面目な話や議論がたくさんできたことです。皆ある程度頭が良いので、話を通して様々な分野の知識や雑学や、自分の思いもよらない考え方を得ることができました。高校までは何かについて深く議論したり、真面目な話をする機会があまりなかったのですが、大学に入ってそういった経験を積み重ねていくにつれ、それが自分にとってとても楽しいことであると気がつくことができました。このことは自分の人生にとってとても大切なことになったと思います。

不満に感じていること：諸々の制度がきちんと整っていない

私が入学したのは、国際文化学部と発達科学部が合併して国際人間科学部になった年でした。合併する以前と以後で勉強する内容などはほとんど変わらないのに、合併に踏み切った理由は予算を国からもらえる額が増えるからという噂がありますが、詳しいところはわかりません。そういった事情もあって、在学中に一度は海外に行かなければならない制度について、クオーター制を導入したことに関する対応について、先生方や総務部の間ですらあまり理解が統一されておらず、生徒側が振り回されるということが何度かありました。現在はクォーター制をやめるらしいという噂があり、また後輩たちが振り回されるかもしれないな、と思っています。

神戸大学のおすすめ学部：国際人間科学部

国際人間科学部は4つの学科に分かれていますが、同学部の他の学科の授業なら、ある程度どれでも受講して単位を取得することができます。また、教員免許を取得するためのカリキュラムは4つの学科のうちどの学科でも受講することができます。

神戸大学に通って良かった？

自分が興味のある分野を在学中に見つけていけたことは、自分にとってとても良かったことだったと感じます。元々趣味で絵を描くことが好きだったのですが、同学部の別の学科のペンキで絵を描く授業に参加したり、卒業研究で美術館や博物館が抱える問題について研究したりと、自分が興味のあることを自由に学び、のびのびと学生時代を過ごすことができたのでよかったと思います。