東京薬科大学の評判・口コミ【薬学部編】

志望理由

東京薬科大学は私立大学の中で最も長くの歴史を誇っていることから、多くの先輩方が社会で働いていらっしゃいます。先輩方が多いからこそ、就職に関する情報も多く集まり、様々なパイプを有しています。東京薬科大学は就職に強い大学という点で私はこの大学を選びました。また、薬科大との名前通り、薬学部と生命科学部の薬学に精通した2学部しかない専科大学であるため、薬学の世界に集中して勉強ができます。

大学で勉強していること

私は薬学部に所属しており、もう一つの学部である生命科学部についてはあまり知らないため、薬学部についてのみ説明させていただきます。薬学部では薬剤師国家資格を取得するための勉強を行います。具体的には有機無機などの化学分野はもちろん、物理や生物などの生命や物性に対する基礎的な学問。その他、薬理学、製剤学、調剤学、疾病について、薬についての専門的な知識や疾患についても深く勉強します。

満足していること：薬草園

東京薬科大学のキャンパスは都内と言えども八王子の山の中にあります。そのため、通勤通学には苦労を強いられますが、その分大学としての敷地は広大です。中でも薬草園は面積が41,000㎡あり、東京都で最も広い薬用植物園です。構成も野生植物は約500種、栽培している植物は約1,500種と多種多様な植物が展示してあり、普通に生活している人では見る機会が少ないトリカブトなどの毒物劇物含有の植物も展示されています。その珍しさから、学生だけでなく外部から一般の方も見学に来るほどです。

不満に感じていること：立地が悪い

駅から大学までに大きな坂があり、通勤通学には電車とバスの併用がほぼ必須となります。授業はカリキュラムに沿って大学側に時間割を決められるので空きコマは基本的にできませんが、休講などで突発的に時間が空いてしまうと周辺にレジャー施設や飲食店が一切ないため、時間を潰すのに大変苦労します。また、山に囲まれているため、本大学はハザードマップを確認すると土砂災害などの警戒レベルの高い場所にあり、大雨などが続くと不安になることもあります。

東京薬科大学のおすすめ学部：薬学部

薬学部と生命科学部の2つしかない専科大学だからです。生命科学部では薬剤師国家資格は取ることはできません。製剤や創薬などの研究がメインの学部であるため、大学院まで進学することが前提になることが多いです。一方、薬学部では6年間と学生期間は長いですが、薬剤師国家試験受験資格を満たすことができるため、薬剤師として社会に出ることや、研究者として研究に励むことなど人生の選択肢が広がるからです。

東京薬科大学に通って良かった？

くどいようですが立地は悪いです。しかし、授業は東京薬科大学の歴史に恥じぬレベルの高いものが多いです。厚生労働省などの省庁をご経験なさった先生が法律の授業をしてくださっていたり、海外に招待されて研究を行っていた先生が有機化学を教えてくださったりと、教授の中でもその分野に長けている先生が各教科を担当してくださいます。立地の問題を差し引いても余りある程の良い勉強の環境だと思います。