大東文化大学の評判・口コミ【文学部編】

志望理由

中古古典文学を学びたいと思い受験しましたが、国文学科は全て不合格だったため、日本文学の源流である中国文学を学びたいと思い中国文学科に入学しました。中国文学を学べる大学自体が少なく、後期日程で受験できるかつ、自分の学力で合格できそうな大学は大東文化大学しかなかったため、この大学に進学することになりました。

大学で勉強していること

1年次と2年次は文学、史学、哲学の基本的な知識、漢文の訓読方法について学びました。３年次に進級すると文学、史学、哲学の三分野の中から一つを選び、専門的に学習します。私は哲学を選び、ゼミでは韓非子の中の「喩老篇」の読解に取り組み、卒業論文では経学の中の易の「繁而伝」についての研究に取り組んでいます。

満足していること：中国学の様々な分野の先生がいらっしゃる

他の大学では文学、史学、哲学それぞれの先生が満遍なく在籍していることが少ないように思います。中国学の多くの分野を網羅しているため、自分が学びたいと思う書物や思想について見聞をお持ちの先生が必ずいらっしゃるので、先生方にアドバイスをいただきながら自分の専門について極めることができます。また、付属の研究所を持っており、そこに所属されている先生からも教えていただけるので、大学の先生以外の研究者のお話を聞ける点も魅力的です。

不満に感じていること：やる気のない人との温度差がある

中国学というマニアックな学問であるからなのか、熱意を持って学習している人ばかりではないです。演習の授業で一人一人発言する機会が設けられていますが、しっかり予習をしていないのか「わからない」の一点張りだったり、書き下しはやっていても日本語訳まで手をつけていない人もいて、なかなか授業が進まないことがあります。また、レポートで調べ物をしなければならない時に安直にWikipediaやコトバンクからなど信憑性にかける説明を持ってくる学生もおり、やる気のある学生にとっては信じられないような場面に直面することもあると思います。

大東文化大学のおすすめ学部：文学部 書道学科

大東文化大学は書道がとても有名な大学で、看板学部とも言えると思います。私立大学で書道学を学べるのは大東文化大学しかなく、唯一無二の学科といえます。また、日展で入賞する学生も多く、レベルの高さを感じます。

大東文化大学に通って良かった？

自分から「〇〇について詳しく知りたいのですが、どうしたらいいですか」などと先生方に尋ねれば、参考になりそうな文献について教えてくださったり、わからない点があれば丁寧に解説を加えてくださったりと、熱意がある学生には親身に先生方も対応してくださいます。読みたい本が大学の図書館になく、近くの他大学にもなかった際にゼミの先生に聞いたところ、その本を貸していただき、研究にとても役にたったこともありました。このように、研究に取り組む上で多くの助言をしていただきながら研究に取り組めているため、この大学に通ってよかったと思います。