大阪大学大学院の評判・口コミ【工学研究科編】

大阪大学大学院の特徴

大阪大学のとくに工学部は、とても人数が多い大きな学部なので多様な学生が所属しています。学部生のうちから研究室に通い、自分の目標とする研究に触れる者もいれば、サークル活動に命をかける人もおり、いろんなタイプの知り合い、コネを作ることができます。留学生の受け入れも活発で、私の所属した研究室では、博士課程の学生のうち留学生が3人おり、公用語も英語を使っていたため、日常的に英語に触れることができ、英語力の向上に繋がりました。

満足していること：ゼミ・研究室

研究室ごとに、専門が細かく異なるため、自分の興味のある分野を突き詰めることができます。そのためか、修士課程のうち2割ほどの学生が博士課程へと進み、研究を続けていくという選択をしました。留学生が非常に多く所属しているため、公用語が英語でしたので、日常的に英語に触れる機会がとても多かったです。英語でのプレゼン発表や、学会での口頭発表など、この研究室でなければ経験できないことも多くあり、とくに英語力の向上を感じています。

満足していること②：進路・就職

企業からの推薦枠が専攻ごとに来るのですが、私の所属では、とても多くの推薦が来ており、とても有利に就職活動を終えることができました。研究室ごとではなく、専攻ごとに来るという形だったので、多種多様な企業のお話を聞くことができました。説明会なども大学内で開催されていたり、研究室でのコネでOBの方の訪問が多くあったので、多くの企業の話を聞くことができ、就職活動の助けとなりました。これも、大学のブランド力だと思います。

不満に感じていること：アルバイト・インターン

私の専攻では、就職活動の際に、推薦枠を貰う代わりにインターンなどの、就職活動解禁前の活動の一切を禁止されていました。そのため、インターンでの評価が有利になると企業を選択肢に入れることがなかなかできず、そういった面ではきつい縛りがあったと感じています。また、企業側も、この専攻に厳しい制約があるということをご存知なので、手を出しづらいという面があり、誰が得をするためのルールなのか全く理解できませんでした。

不満に感じていること②：キャンパス

大阪大学には３つのキャンパスがあります。主に文系が通う豊中キャンパスは、駅も近く周囲の飲食店なども栄えており、学生街といったイメージで、住みやすい場所です。一方で、工学部がはいっている吹田キャンパスは、周りが住宅地ばかりで、遊べる場所というのがとても少なく、学生にとっては少しもの足りません。また、家賃の面でも、綺麗目な住宅地なので、アパートの家賃も割高で、学生には少し厳しいです。外国語学部が所属する箕面キャンパスは、本当に山の中、山の上にあるため、交通の便も悪く、自転車での移動も困難です。

大阪大学大学院に通って良かった？

他の大学に比べると、単位を取得するハードルも高いですし、タイトな授業スケジュールだったと思いますが、これを乗り切ったおかげで、精神的な体力がついたと感じています。また、研究室では夜遅くまで実験をしたり、でも結果が出なかったりと苦しい思いのほうが多く残っており、また戻りたいかと聞かれるとnoですが、そのおかげで就職活動も上手くいきましたし、得たものも多かったと感じています。が、しかし、また戻りたいかと聞かれると、それはnoです。