青森公立大学の評判・口コミ【経営経済学部編】

青森公立大学の特徴

GPA制度を採用しています。科目の単位数にグレードポイント（評価によって決まります）をかけたもの、取得ポイントを、履修した全ての単位数で割ったものがGPAです。そして、累積GPA（全学期の取得ポイントの合計を全学期の履修単位数で割ったもの）が2.0以下だと卒業することが出来ません。単位を落とさないだけではなく、ある程度授業の成績が卒業に関わってくるので、「単位がとれればいいや」と授業への取り組み最低限にしすぎると後が大変です。

満足していること：進路・就職

学内求人検索サイトの存在や、キャリアガイダンスなど、就職支援は充実していると思います。実際、前年度（2017年度）卒業生の就職率も99.3%と非常に高い数字です。経営経済学部なので就職先は金融関係が少し多めですが、公務員系にも結構進んでいるようです。希望者は日商簿記検定対策の講座を受けることができ、何かと有用な簿記の資格をとりやすい環境も魅力だと思います。また、教職課程をとれば、教員の資格を得ることが出来ます。

満足していること②：授業

一年生の春学期はほとんどが必修科目なのですが、英語と経済数学、経済、経営、会計それぞれの基礎論、情報リテラシーなどを受けています。学科で５クラス（地域みらい学科は２クラス）に分けられていて、全体で受ける授業と、クラス単位で受ける授業があります。クラス制だと、全体授業よりも教授との距離が近かったり、クラスメイトとして交流が生まれたりするので、高校と大学のギャップが少なく、比較的ついていきやすいところがいいと思います。今のところ授業の内容は難しくないので、ちゃんと出席していれば単位が取れます。

不満に感じていること：キャンパスの立地

山のなかです。周囲は森です。自然豊かな、とよく言われますが、どちらかというと自然しかありません。最寄りのコンビニまで数キロあるので、空きコマにちょっと遊びに行くということがほぼ不可能で、大学へ行ったら大学内で過ごす他ありません。春はいいのですが、雪深い青森県で山のなかなので、冬の通学が大変だと聞きます。基本はバス通学か、自家用車での通学になると思います。夏も虫がたくさん出るので、苦手な人はちょっと厳しいような気がします。でも、緑が好きな人は逆にこの立地がいいのではないでしょうか。大自然のなかなのでストレス発散にいいかもしれません。

不満に感じていること②：サークル

あまりサークル勧誘が積極的ではないです。サークル紹介があったのですが、情報が今いち拡散されておらず、「そんなのあったの？」という新入生も結構居たようです。チラシを配ったり、学内に張ったりしているサークルの方が少ないので、サークルの情報を得る機会自体が少ないように感じました。学内サイトにサークルのページが存在するのですが、よさこいサークル以外は登録されていません。ツイッターで調べると少し出てきます。

青森公立大学のおすすめ学部：経営経済学部

青森公立大学には学部が１つしかないので。その分大学自体と、学科を検討することが大事です。転学科が出来ますが、結局経営経済の枠からは出られないので、そういう意味では方向修正をしたいとき大変かもしれません。

青森公立大学に通って良かった？

個人的な理由なのですが、私は経済学自体に興味がなかったので。入試自体は難しくないので入りやすい公立大学として選んだのですが、やっぱり分野に興味があるかどうかは重要だったなと後悔しています。就職率もいいし、大学自体に何か問題があって過ごしにくいという訳ではないので、経済学（もしくは経営学）に興味がある人や、逆に興味のある分野が全くない人にはいいと思います。やりたい事はあるけれど事情があってそちらには進めず、とりあえずという気持ちで選ぶのなら、多分入学後楽しめないのでやめた方がいいです。