藤田保健衛生大学の評判・口コミ【医療科学部編】

藤田保健衛生大学の特徴

藤田保健衛生大学では、チーム医療を行う医療従事者としてのスキルの一環として「医療コミュニケーション演習」という科目が含まれています。ここでは、自分の意見を相手の意見を否定せずに伝える方法や、伝わりやすい文章の構成方法などを主に学びます。医療と科目名についていますが、日常におけるコミュニケーションでも大いに役立つスキルです。もう一つ、チーム医療を念頭に置いたカリキュラムとして「アセンブリ活動」という科目があります。こちらは、学部、学科の垣根を越えてボランティアや研究、スポーツの班に分かれ一年間を通し、一つの目標を達成させる科目です。この目標達成までの過程で各々とは違う学部、学科の雰囲気や考え方を学び、視野を広げることを目的としています。これらの授業があるおかげで、普段知ることの出来ない医学部生の実態を知ることとなり、医学部に対する一種の畏怖のようなものが良い意味で軽減されました。

満足していること：授業

授業なので教授にもよりますが、多くの授業では飽きないように工夫された話の展開や雑学などを織り交ぜたものが展開されています。さらに、教授たちとの距離が近く、分からないとこらが合ったりすると、それをじかに聞きに行きやすい環境とメールでも質問できるような制度が確立されています。学期終わりに授業評価アンケートというものがあるため、話すスピードや黒板の文字についてなど顔を突き合わせては言いにくいことも、それを通して訴える事が出来、次の学期の授業に反映されることもあるので、どんどん分かりやすい授業になっていき助かっています。

満足していること②：キャンパス

大学病院と併設しているので大学としての敷地は狭いですが、綺麗な学食や廊下にまで冷暖房完備の校舎はそれを勝るほどに魅力的です。学食は昼の時間帯に食堂となるほか、カフェ形式のものが施設開放中は営業しており、コーヒー片手に勉強するスペースとしても最適です。席もどのような目的の人でも使いやすいように様々な形式があり、仕切りのある個人作業に没頭しやすいカウンタータイプ、カウンター形式ながら仕切りがなく友人と共に過ごせるタイプ、よくコーヒーショップにあるようなテーブルひとつに対し椅子が二個対面であるタイプなどがあります。しかもコンセントが付いているところもあり、学生無料Wi-Fiも完備されているので、PCでレポートを書くこともできます。

不満に感じていること：業務連絡などの通達事項の伝え方が不便

藤田保健衛生大学には学生に対する連絡方法が主に3つあります。それが学校に設置されている掲示板、メール、インターネット上のサイトのこの三つです。優先順位があり先に列記した順番でよく最新情報が出ます。しかし、大学という事もあり、多くの学生は一時間半以上の時間をかけて登校しているなか、休みの期間中に掲示板にしか情報が追加されないというのが不便でなりません。ネット上のサイトにも現在の掲示板に上がっている情報をアップしている場所があるのですが、学生生活単位に関わる重要な情報ほど掲載されていません。

不満に感じていること②：学祭などのイベント

せっかくの大学生活ですが、学祭に多額の予算が使われながらも敷地面積が小さいこともあり小規模になっています。そのわりに、各部活動、同好会、学科は設け時だといわんばかりに出店を出し、運営に人手を割かれ客がいないという惨状っぷりです。そのため、物価はびっくりするほど高騰し、手の空いている学生もわざわざそのためだけに学校に来るのをためらうほどです。そして、また人が少なくなるという悪循環です。このような悪循環が生まれており2年生以降になると参加者は激減します。学生生活の楽しみの一つがこのような現状なのは残念です。

藤田保健衛生大学に通って良かった？

残念な部分もありますが、これまでの実績のように国家試験を通過できる気がするほど先生方のサポートがあるのが本当に良かったと思っています。気を抜くと簡単に留年するような制度が多くありますが、それも全ては国家試験に受からなければならないというのがあるためだと分かっているので、そこに不満はありません。授業も楽しく、同好会に入ればその分野について一足早く技術を習得すること出来ますし、要領よくやればバイトもこなせます。これだけのことがあるので、私は、満足しています。