東洋大学の評判・口コミ【文学部編】

東洋大学の特徴

東洋大学は英語教育に近年とても力を入れています。2014年9月に東洋大学は「スーパーグローバル大学支援」に採択されたため、海外留学生の受け入れや、在学生の海外留学の支援、また英語学習の制度の充実など、語学を学ぶ機会が沢山あるのが大きな特徴だと思います。具体的には、普通の日本語の哲学の授業を海外留学生が受けていたり、５種類以上の長さや内容の異なった留学コースや、構内にある英語しか話してはいけない英語カフェなど、国際系の学部に入学しなくても語学を学ぶことが可能な環境です。英語が好きな人や語学を上達させたい人には選択肢が非常に多く、充実した語学生活を送れるのが最大の特徴だと思います。

満足していること：授業

東洋大学の文学部哲学科は、私学の中で一番古い哲学科です。その歴史と伝統を受け継いでいて、沢山の哲学の授業を学ぶことができます。最初は哲学の歴史から分かりやすく面白く先生が教えてくれるので、哲学が難しいというイメージも完全に払拭され、次第に哲学にのめりこんでいきます。哲学を教えてくださる教授の方々は個性が強くて面白いので、哲学の授業なのに笑ってしまうこともしばしばあります。しかし気付けば今までなんとなくしか考えてこなかった人生や生きているということ、世界のこと、自分のことを、論理的に考えられるようになっていて、哲学の深さを感じられました。

満足していること②：キャンパスの環境

東洋大学の文学部がある白山キャンパスは、都心から比較的アクセスが良いにもかかわらず、白山の住宅街の中にあるのでとても落ち着いた雰囲気です。敷地も広々としていて、教室の数や食堂、カフェなどの施設も充実しています。キャンパス内にはベンチがたくさんあるので、ちょっと休みたいときや空いた時間ができたときにも、場所が無くて困るといったことはありません。教室内の椅子や机も新しく、ちゃんとスペースが確保されているので窮屈さを感じることもめったにありません。都会にあるキャンパスとして、とても快適な環境だと思います。

不満に感じていること：キャンパスの立地

白山キャンパスはキャンパス内の雰囲気や環境は素晴らしいのですが、住宅地の中にあるので、周りにお店があまりありません。ファーストフード店が２件くらいと、ラーメン屋、あとはコンビニしかありません。したがって昼食はキャンパス内でとることがほとんどなのですが、４月から５月あたりの生徒が多い時期は、学生食堂も生協もキャンパス内のコンビニも混みすぎて長蛇の列ができてしまいます。もう少しキャンパスの外にファーストフード店があれば快適にお昼休みを過ごせると感じます。

不満に感じていること②：サークル

名目上は多目的スポーツサークルとして沢山のサークルが存在しますが、実際は半分以上が飲み会を目的としたサークルです。純粋にスポーツを楽しみたい方は２つくらいのサークルから選ぶしかありません。また白山キャンパス内には体育館がないため、体育館で行うスポーツを行う際にはキャンパスの外に出なくてはならないのも不便な点です。純粋にスポーツがしたい方は、他大学間のインカレなどに入るのがよさそうです。私の周りにはサークルの新入生歓迎会に行ってみてあまりの騒々しさに辟易して、結局サークルには入ってない人が多数います。私自身もその一人です。

東洋大学のおすすめ学部：国際コミュニケーション学部

留学が一番しやすい学部だからです。語学を４年間かけて上達させる、語学のための学部なので、留学する際の単位取得が一番スムーズに行えます。長期の海外留学に参加しても休学したり１年遅れることのないように、留学先での単位を戻ってきてからの単位に反映することができます。他学部では必修科目の関係上、長期の海外留学に参加すると４年で卒業するのは難しくなってしまうのですが、国際コミュニケーション学部では海外留学を含めた上で他学部と同じ４年で卒業できるという大きなメリットがあります。

東洋大学に通って良かった？

生徒数が多い大学にしては、学生一人一人に対するサポートが的確で、困ったことがあってもすぐ解決できます。また留学やサークル活動など、大学生活をおくる上での様々な選択肢が用意されていて、自分に合わせた学生生活を作っていくことができるのも良いと感じます。生徒数は多いですがその分色々なタイプの学生がいるので、自分と似たような趣味を持った人と友達になるのは難しくなかったです。学生食堂も日本の学生食堂ランキング１位に選ばれたこともあって、メニューが豊富で量も満足できる素晴らしい学食です。細かな不満はありますが、東洋大学以外の大学に入らなくてよかったと思うくらいには満足度が高い大学です。