岩手県立大学の評判・口コミ【盛岡短期大学部編】

岩手県立大学の特徴

森の中にあるような大学で正直周りにはなにもありません。構内の学食は周りの大学と比べると美味しく、週に１度レストランのシェフが来て出前調理をすることもありました。味もボリュームも、学食なのに全然物足りなさは感じません。私はもう社会人ですが、今でもあの学食なら利用したいと思えます。それから、ソフトウェア学部があったせいか学校内にはとにかく数え切れない数のパソコンがありました。もちろん生徒であれば誰でも使えます。WindowsとMacの比率は7：3くらいでした。

満足していること：キャンパスの環境

まず学食が美味しい点です。もちろん学食なので安いのですが味も結構美味しいです。ソフトクリームもあります。食べるスペースも１席１席がゆったりとしており、学食独特の暗い感じや、隣との距離が近くて気まずいと言うこともありません。また食堂は一面ガラス張りなので日当たりがとても良く、用がなくても生徒のたまり場となるくらい人気のある場所です。県立大学のため生徒の数もそこまで多くないので、学食で席の取り合いになったりすることもありません。

満足していること②：授業

生徒の数が少ない割にはキャンパスは大きく、それでいて新しくて綺麗なので、授業のときもストレスなく勉学に集中することができます。特に自分がしっかりと研究したい授業のときは、教授との距離も近いので、手を上げてわからないところを聞ける雰囲気ですし、受講というよりももっとアクティブで参加型の授業と言えます。１つ１つの授業の質があがりますし、良い意味でサボる余裕が無いので、90分の授業内で得るものが大きく、満足感がとてもありました。

不満に感じていること：留学制度

私は国際文化学科に所属していたにも関わらず、学科も大学そのものも留学制度があまり充実していませんでした。２週間のアメリカ研修は希望者向けにあったものの、例えば１年間の交換留学などはなく、希望者は個人で手配するかエージェントを１から探すところから始めなくてはいけませんでした。もちろん国際文化学科ですので留学に興味がある生徒がほとんどでしたが、留学情報もコネもないのが一番残念なところでした。

不満に感じていること②：キャンパスの立地

岩手という土地柄、そもそも栄えているところは限られているのですが、この大学の立地はまさに森の中と言っていいです。公共交通機関を使う人は、１限目から授業がある日は早朝通学を強いられますし、盛岡市内から車で通っている学生も結構いましたが片道45分くらい掛かるので、ガソリン代がバカになりません。学生はガソリン代にお金をかけられるほど余裕がないので大変だと思います。一番は、大学の近くの安いアパートを借りることです。安いところで３万円台からあります。

岩手県立大学のおすすめ学部：ソフトウェア学部

文学系だった私にとっては180度違うタイプの学部になりますが、なんと言ってもソフトウェア学部の良さは就職率と就職先です。県立大学ということもあり、他の学部の就職先はだいたい県内が中心です。一方、時代的な背景もあると思いますが、ソフトウェア系はヤフーなどの大手に就職が決まる人が多かった印象です。もしIT系を学んでいたなら社会人になってからかなり違っていたなと実感しているのでソフトウェア学部はおすすめできます。

岩手県立大学に通って良かった？

地元で国際文化を学べる大学はここしかありませんし、県立ということで学費も安くおさめられたので満足の方が大きいです。学食の充実やキャンパスの綺麗さなどは、一見学業に関係ないので重要だと思わないかもしれません。しかし短大だと２年、普通の大学生は４年もほぼ毎日そこに通うわけですから、キャンパス内の環境は良いに越したことはありません。また、生徒の数もそこまで多くないので学部の壁を越えて同期の生徒同士仲良くなれたりするのも魅力です。