大正大学大学院の評判・口コミ【人間学研究科編】

大正大学大学院の特徴

大正大学では仏教学が日本で一番有名です。ですので仏教学を学ぼうと全国各地から僧侶のたまごが集まります。入学式も卒業式も仏教色が強く、貴重な仏像がおさめられているホールで行ったり、お香を焚いたりします。卒業の際はお祝いに仏教の本をいただけます。学校のチャイムも仏教に関連したありがたみのある音楽が使われているらしいです。年に何度か仏教学を先行している僧侶のたまごたちが集って行事をしている光景を目にします。

満足していること：授業

校内の教授たちもその道を極めた人たちばかりですが、校外からの講師を積極的に招いており、校内の教授でカバーできない部分を幅広く補うことができています。ですので、教授の専門領域が限られているからと言って学びたいことを制限することなく幅広く学ぶことができます。自分の専攻以外の授業も受講することができるので、自分の学びたいことを広く深くつきつめることができます。これこそ大学に入った意味があると言えるでしょう。

満足していること②：ゼミ・研究室

大学院の話ですが、ゼミは少人数で、私のゼミは教授1人に対して生徒3人ほどで1年学びました。机を小さく囲んで話し合いながら進めていくので肩肘張ることなく、発表しなければ、などと構える必要もなく、自分の研究したいことを進んだ分だけ発表して、これからどうしたらよいか皆に相談する、というような形で進めていっていました。教授もとても優しく、ゼミの皆でご飯に行ったことも何回もあります。仲が良く、ゼミに行くのが楽しみになるようなゼミでした。

不満に感じていること：キャンパス

狭いからです。逆に言えば狭くて移動がしやすいので便利と言えるかもしれませんが、私は大学院からこの大学に入学したので、大学の頃の広さに慣れており、やや閉塞感を感じながら過ごしていました。もっと草原やグラウンドなどが広がっているようなキャンパスの方が気持ちも解放感が持てて、のびのびとキャンパスライフを送れるのになあ、と思います。狭いので、学ぶためだけに学校に通っているというような意識にもなります。息抜きの場がたくさんあれば、と思います。

不満に感じていること②：サークル

入学時にサークル紹介をするのですが、大きな紙にサークルの紹介を書いたものをホールに貼り出す、というもので味気なく感じますし、もっと行事で大々的にサークル紹介をするというような時間を設けても良いのではないかと思います。大学院生だったので時間もなかったのですが、サークルに全く関わることなく2年間過ごしてしまいましたので、この大学で各サークルがどのくらい盛り上がっているのか、全く知ることができませんでした。

大正大学大学院に通って良かった？

大学院修了後、臨床心理士の資格をとって、その後社会に出て臨床現場・教育現場・福祉現場・司法現場などで働く際に、先生のツテや、大学のOB・OGの勤務先からの紹介などがたくさんあるので、就職先を見つけやすかったですし、臨床心理士会のトップにいる村瀬嘉代子先生がこの大学の教授であったこともあり、就職先で大学名を言ったら知ってくれていることが多いので、肩身の狭い思いをしなくて済む所が、良かったなと思っています。