東洋大学の評判・口コミ【法学部 通信教育課程編】

東洋大学の特徴

法学部と文学部の2つのみに限られますが、通信教育課程があります。学費は、1年生から4年生までは年間10万円、5年生以降は年間8万円です。1年生から4年生の学費の中には、教科書代も含まれています。スクーリング(実際に大学の教室で授業を受ける)代は別途支払う必要はありません。5年生以降も、スクーリング代などはかかりません。年間の学費以外に支出する機会があるとすれば、大学の図書館からの資料の郵送代や謄写代、学校で自習するならば交通費や学食代くらいです。

満足していること：学費が安い

なによりも満足しているのは、学費の安さです。他大学では、年間の学費の他に、スクーリングに通う都度、別途費用が必要とのことですが、東洋大学ではそのようなことがありません。年額だけでスクーリングも通い放題、教科書代も含まれており、働きながらでも、あるいは子どもを育てながらでも通える学費設定だと思います。さらに、都内の数カ所の美術館、博物館において学割を使うことも可能です。このような理由から、経済的に余裕がない方でも、なんとか頑張れば通える大学だと思います。

満足していること②：キャンパスの立地

立地が良いので、自宅から通いやすいところにも満足しています。最寄り駅は、都営新宿線白山駅または、東京メトロ南北線本駒込駅です。通いやすい位置にあるため、週末は大学の付属図書館にて勉強をすることが苦になりません。学食もキャンパス内に数カ所あり、とくにフードコートのようになっている学食は大変満足しています。ほとんどのお店がワンコイン程度で、美味しいご飯をお腹いっぱい食べることができます。カレー屋さんは、メディアに取り上げられるほど有名だそうです。

不満に感じていること：レポートが通らない

実際に大学の教室で授業を受ける機会もありますが、基本的には通信教育課程ですので、ほとんどの勉強を独学でこなすことになります。そのため、たくさんの本を読んでリポートや単位認定試験に臨むことになります。独学に近い形で勉強を進めるからには、リポートであったり、単位認定試験も受かりやすくしてもらいたいところですが、なかなか厳しい採点の先生方もいらっしゃいます。社会人などは働きながらの勉強になりますので、勉強時間の捻出など制限がある中、リポートや単位が取りにくいのは、少し精神的に疲れてしまうこともあります。

不満に感じていること②：スクーリング

実際に大学の教室で授業を受けるスクーリングは、土曜のみのスクーリング、日曜日のみのスクーリングなどいくつか種類があります。その中でも、夏休みにスクーリングが集中してしまっているところが少し残念です。通信教育課程ですので、ほとんどの方が働きながら通われている方ばかりです。それにも関わらず、主に8月にスクーリングが集中してしまうと、有給をひと月に集中して消化しなければなりません。夏休み期間とはいえ、最低でも3日間有給を使わなければならないのは、少し不満です。

東洋大学のおすすめ学部：通信教育課程法学部

法律は私たちが生きていく中で必要不可欠なものです。民事訴訟法などはなかなか身近に感じる機会はないかもしれませんが、民法、刑法、商法など、社会人として知っていて損はしない知識ばかりです。もちろん、法律の知識以外に一般教養の授業もあります。現役時代とはまた違った意識で学べることは、とても素晴らしい経験だと思います。

東洋大学に通って良かった？

学生時代は、家庭の状況などの理由から大学に進学することは叶いませんでした。自分自身が社会人となり、自らの稼ぎの中から学費を捻出して勉強することで、より一層身が引き締まる思いになりました。周りも社会人の方ばかりなので、働きながら学ぼうとする姿勢が、自分と同じとはいえ、尊敬すべき部分がたくさんあります。自宅と職場を往復しているだけでは巡り会えなかったような人との人間関係が築かれるところなども、自分自身のよい経験になっていると思います。