茨城大学の評判・口コミ【工学部編】

満足していること：入学料、授業料半額

茨城大学工学部機械システム工学科にはフレックスコースという入学料、授業料が半額になる制度があります。そのため、経済的に苦しい家庭でも大学の高度な知識や技術を習得することができ、他の大学生と同じ立ち位置で就職に挑むことが可能です。また、山や海などの自然が周りにたくさんあり、勉学に励むにあたって妨害になるものがなく、これ以上ない場所だと思います。教授の方々はとても仲が良く、学校のグラウンドやテニスコートで共に遊んでいる光景が見られます。そんなアットホームな雰囲気が私たち学生と教授陣との壁を取り払い、円滑なコミュニケーションが取れています。

満足していること②：インターン

3年次の第3クォーターはIntership Off campus Program(通称IOPクォーター)と呼ばれ、全生徒が社会や会社のことを知ることができるインターンを経験することができます。実際、このクォーターを修了した先輩は落ち着きがあり、話していて安心する大人の包容力を備えていました。私もこのクォーターを利用して、社会人の方々と触れ合い、落ち着きを持って精神的に成長できればなと常日頃から思っています。

不満に感じていること：キャンパスの環境

茨城大学には3つのキャンパスがあり、人文社会科学部、教育学部、理学部は水戸キャパスに、工学部は日立キャンパスに、農学部は阿弥キャンパスにあります。私が通っている工学部機械システム工学科フレックスコースは、一年次から日立キャンパスなので、他学部の人と交流する機会が少なく、とてもさみしいです。他学部の人との交流で得られたはずの幅広い知識や、コネクションがないので、思考が偏ってしまい斬新な発想ができにくくなっているのが残念です。

不満に感じていること②：授業

これが僕の通ってる大学だけなのかわからないのですが、教授の授業がとてもわかりづらいです。専門的分野で分かりづらいならばまだ良いのですが、専門的分野の基盤となる共通の基礎知識の授業ですら分かりづらく、クラスメイトとどう勉強すればいいのか、いつも悩んでいます。期末や中間試験があるのですが、どの範囲が出るか予想がつかず、勉強している範囲が全く試験に出ないことが多々あるそうです。高校に比べると試験の内容はそう変わらないのですが、良い点を取る難易度ははるかに増すように感じました。

茨城大学のおすすめ学部：理学部

理学部は水戸キャンパスにあるので、他学部との交流も持てますし、理工学部は就職に強いことが挙げられますから、コネクションが豊富な状態で、大企業やホワイト企業に就職しやすいと言う、一番理想的な学部だと思います。

茨城大学に通って良かった？

入学料半額や授業料免除など、金銭的に見ると経済的な問題を背負っている家庭にとってとてもありがたいのですが、授業の内容がわかりづらいことや、他学部との交流がないという点は不満があります。他の大学では比較的容易なのではないかと思うと、この質問に対して、「強くそう思う」にはなかなか手が出ませんでした。しかし、社会に出た時には、少ないお金で大学に入ったのにもかかわらず、ほぼ同列に扱われるのはとても魅力的だと思います。