神戸大学の評判・口コミ【経済学部編】

満足していること：キャンパスの建物、景色が良い

経済学部の本館や図書館などは国登録有形文化財に指定されていて、その造りや荘厳な雰囲気はすばらしく、よく映画のロケにも使われています。勉強机がずらっと並ぶ図書館の大閲覧室は、初めて見るときはそのかっこよさで圧倒されます。また、標高の高い位置にあるおかげで、景色がとても素敵です。100年記念会館からは、晴れている日なら大阪の南や和歌山までしっかり見えます。夜景も綺麗で、六甲台キャンパスよりさらに上がった鶴甲第2キャンパスからの夜景のすばらしさは、この大学でしか見られないでしょう。

満足していること②：三商大としてのノウハウがある

三商大ということもあり、経済・経営学部の授業は質も高く、幅も広いです。名だたる教授も多く、企業と関係がある教授の授業では、実際に企業の方が来られて講演をされることもあります。経済学部では2年前期から計量ソフトを使った実習授業などもあり、座学だけでなくその先の研究へ向けた教育もしっかり受けられます。三商大のゼミが集まり競い合って研究を発表する三商ゼミも活発で、毎年多くのゼミが各々で研究し、参加しています。

不満に感じていること：クォーター制

1年を四半期に分けるクォーター制がとられています。前期後期の長期間での履修から、クォーターでの短期履修に変えることによって、留学を促進させる狙いだそうですが、教授も学生もテストの回数が増え、長期休みの日数が減ったことが不満です。短期間で詰め込まないといけないため、授業内容も広く浅く、もしくは狭く浅くになってしまっており、十分に学べているとは言いがたいです。一部の学部では表面上はクォーター制に従っていても、1・2クォーターで続きの授業を行う、実質的な前期後期制が行われているようです。

不満に感じていること②：キャンパスの立地が悪い

最寄りの六甲駅から六甲台キャンパスまでは徒歩で20分ほどですが、とても急な坂道です。通い始めると慣れるものの、初めて来た人はキャンパスに着く頃には息が上がり汗だくになってしまいます。また、教養科目の授業がある鶴甲第一キャンパスと国際人間科学部の一部の学科の授業が行われる鶴甲第二キャンパスの間も標高差がかなりあり、休憩時間の20分で間に合わない時もあります。こうした状況のため、市バスがよく使われていますが、登校時のバス待ち人数がとても多いため、六甲道駅ではバス待ちの列が駅構内まで入ってしまう時もあります。

神戸大学のおすすめ学部：経済学部

三商大対抗ゼミは歴史もあり、参加する意義が大いにあります。また歴史もあり、登下校を除けば、素敵な景色が見られる立地のいいキャンパスです。神大経済学部の偏差値や知名度ならば就職活動でもいい方向に作用すると思います。

神戸大学に通って良かった？

立地や授業計画に不満はあるものの、キャンパスからの景色や三商大、有名国立大学としての誇りがとても強くあります。俳優から政財界の著名人まで、有名な卒業生が多く、これも誇りを持てる点です。また、最寄りの六甲は三宮から3駅で、梅田までは320円で行けることもあり、授業後に買い物に行けるなど生活のしやすさがあります。テレビにも出るような有名な教授の授業も聴講することができ、授業後も質問にフランクに答えてくれるなど、細かいところで満足できる点が多いです。