鎌倉女子大学の評判・口コミ【教育学部編】

鎌倉女子大学の特徴

4年間で必ず取らなければならない科目の１つに「建学の精神」や「建学の精神実践講座」などがあります。この科目は鎌倉女子大学で最重要科目とされています。この科目で「感謝と奉仕に生きる」、「雑巾と辞書を持って学ぶ」という、鎌倉女子大学の学生としての精神を学ぶことができます。この科目の一環として、雑草抜きを行ったり、鎌倉の名所を巡ったり、バレエや歌舞伎を鑑賞したりします。また、外部から先生をお招きして、税金やキャリアについて学ぶ時もありました。

満足していること：進路・就職

鎌倉女子大学の特徴の１つに、面倒見がいいことがあります。進路・就職においても、先生方がよくご指導くださいます。教師を目指す学生は、教職センターが支援します。教員試験対策講座が開かれ、勉強合宿も行われます。また、学生からの質問や添削のお願い、面接練習も積極的に引き受けてくださいます。就職する学生は、就職センターがサポートしてくれます。キャリアカウンセラーがおり、添削や面接練習の対応をしてくださいます。

満足していること②：キャンパスの環境

キャンパスは、自然が豊かです。中でも印象的なのが、キャンパス内に池があります。そこにメダカも泳いでいて、学生がメダカを捕まえて、授業の実験に使うこともできました。自然の中でメダカを捕まえるところから学ぶこともできるのが素晴らしいとかんじました。また、少し山道になっているところもあり、そこを登り進めると、ちょっとした気分転換になるのも気に入っています。あたたかい季節だと、自然の中でお昼を食べる学生もいます。

不満に感じていること：留学制度

留学制度はあるのですが、留学している学生はほとんどいません。留学の費用も壁となっているように思います。私は留学に興味がありましたが、費用が高く、諦めてしまいました。大学側でもう少し費用を負担して欲しかったなぁと思います。また、学内に留学生が来ることもありません。グローバル化が進んでいく中で、この点においてはマイナスになると思います。将来教師になる学生も多いのに、外国人と会う機会がないということは、教師の国際理解も進みませんし、とても残念に思います。

不満に感じていること②：授業

聴いているだけの講義も多く、とてもつまらなかった科目も多かったです。レジュメに書いていることを話しているだけの科目も多く、あまり講義の意味がないなぁと感じることがありました。また、講義と講義の間が長いというのも困りました。例えば、1限と4限に講義が入っていて、2、3限が空きコマで暇だということも珍しいことではありません。空きコマを有効活用できない学生もいて、もう少し授業の組み方を考えて欲しいなと思います。

鎌倉女子大学のおすすめ学部：教育学部

鎌倉女子大学の教育学部では、小学校、中学校(国・社)、高校(国・社)、特別支援など、複数の教員免許の取得を目指すことができます。また、教育インターンシップもあり、実践的な経験を積むことも可能です。学校現場に入れるボランティアの募集もたくさん学内に掲示されていて、やる気がある学生はボランティア活動もしていました。教員採用試験も先生方がしっかりサポートしてくださるところが心強いです。模擬授業を行う機会が多かったところも良かったです。

鎌倉女子大学に通って良かった？

大学に入って今の道に進んでいるからこそ出会えた人がいるのでそこには感謝しています。また、大学通ったことで得た経験も宝物です。私は精神疾患があるのですが、学生センターが配慮をしっかりしてくれました。学生相談室では臨床心理師の方のカウンセリングを受けられたのも助かりました。ですが、大学を通うことによって莫大な奨学金を背負うことになってしまい、後悔しています。精神疾患により、教員免許を取ることもできず、就職もできておらず、辛い思い出も多かった学生生活でした。