奈良教育大学の評判・口コミ【教育学部編】

満足していること：ゼミ

実はすごい専門家の先生方がたくさんいらっしゃる大学です。特に私の所属する幼年教育専修は、専修内の人数が少ないこともあり、先生方がひとりひとりの学生に対して丁寧に対応してくださいます。教育大ということで実習もありますし、一般就職か教育の道に進むかという悩みを持つ学生もいるのですが、そういった苦労や悩みにも真摯に対応してくださる先生方揃いです。先生の専門外の分野について興味を抱き卒論を書こうとした場合も、ちゃんと支えてくださいます。

満足していること②：キャンパスの環境

キャンパス内に日常的に鹿がいる大学は、日本中を探しても本学と奈良女子大くらいではないでしょうか。5月ごろには生まれたての子鹿も見れますよ。また、吉備真備の墓がキャンパス内にあるあたりに奈良の歴史を感じます。幼年教育を学ぶ身としては、図書館に「えほんのひろば」という絵本専用の部屋が広く設けられている点が嬉しいです。キャンパスの環境について正直不満を感じる学生も多いですが（食堂の席数が少ないなど）、ある意味特徴的で面白くもある環境かなと思います。

不満に感じていること：大学のお金の使い方

冷暖房の集中管理や、エレベーターをなるべく使わないような呼びかけなど、正直「そこじゃないだろ」という点でお金を節約しようとしている印象があります。その分ある一室のイスがすべて新調されていたりしましたが、やはり「そこじゃないだろ」という感想を抱いてしまいます。たとえば実習前の健康診断費保障や、学生から要望のあった環境整備などに利用してもらえたら良いのにと感じます。上回生になればなるほど感じる不満かもしれません…。

不満に感じていること②：進路・就職サポートがあまりない

教育の道に進む人への就職サポート（面接対策、ES添削など）はかなり丁寧だと思います。しかし、一般就職など、教育以外の道についての就職サポートは薄い印象があります。教育大とはいえ、学生の将来の可能性を広げるための幅広い活動を行ってもらいたいという気持ちはあります。教育以外の就職についての情報（インターンについてなど）は、大学を通してはほぼ入ってこないと思って良いので、進路に迷い始めたら自分で少しずつでも動いてみることをおすすめします。

奈良教育大学のおすすめ学部：文化遺産教育専修

他大学にはなかなか類を見ない専修ではないでしょうか。その名のとおり文化遺産を専門に扱う学部で、奈良の大学に通うことの意義は一番感じると思います。専修内でさらに理科選択と美術選択に分かれて学んでいくようです。

奈良教育大学に通って良かった？

何より出会った友人が良かったです。教育に興味がある学生が集っているので、優しい人がそろっているのかなと思います。指導案作成、模擬授業作成、実習など、大変なことは多いですが、その分チームプレイが多く、困難を一緒に乗り越えていくことで友人への思いが強まるということもあると思います。大学全体で見ても学生数は結構少ないので、ほとんどの学生の顔は見たことがあるというくらいアットホームです。周囲との仲を大事にしたい人にはおすすめできます。