奈良教育大学の評判・口コミ【教育学部編】

満足していること：周辺環境

古の都奈良の中心部に位置していて、歴史好きにはたまらない且つ生活しやすい環境だからです。私は、中学生の時の修学旅行で奈良を訪れた際に感じた、奈良特有の雰囲気が忘れられず大学をここに決めました。奈良公園は徒歩圏内ですし、20分ほど歩けば奈良町という歴史ある街並みが広がっています。駅もそこにあり、JR線と私鉄どちらも利用できるため大阪や京都へもアクセスしやすいです。また、奈良駅周辺にはお店も多く生活には困りません。

満足していること②：生徒数と大学の規模

一学年200人ほどの小さな単科大学で、高校の延長のような環境で大変過ごしやすかったです。総合大学の様に大規模な学際や、数え切れないほどのサークルなどとは縁遠い環境の為、物足りなく感じる生徒も少なからずいました。しかし、わいわい毎晩騒ぐことや浅く広い人間関係などを求めている訳でなければ十分満足できる規模だと思います。小さな大学ゆえに後輩との関係も深まりやすいので、4年生になっても新しい出会いが無いと感じる事はありませんでした。

不満に感じていること：ゼミの数が少ない

生徒数が少ないことに比例してゼミの数も少ないように思います。最低限の数や種類はありますが、コアな分野を深めるゼミではなく浅く広く研究するゼミでした。ゼミの雰囲気ものんびりとした感じで、熱心な学生に合わせた環境ではなかったと思います。その点では、同じ専攻でもいくつもゼミがあり自分に合ったゼミを選び放題の私立の総合大学を羨ましく感じていました。また、ゼミの中でも研究内容が大きく異なるので、卒業論文発表も物足りないものになりました。

不満に感じていること②：進路指導がほぼない

教育大学なので、教員になる人にとっては素晴らしい環境だと思いますが、学校教員以外を目指す人への進路指導はほぼ無い環境でした。月に1回程度外部の進路指導員が来て、講習会や面談の機会を設けてくれましたが、利用する人は限られていました。利用しない人への学校からの干渉もあまりなく、学校側は就職実績にはこだわっていないように感じました。（教員採用試験の結果を重視している為。）私は、自分で就職活動を進められる人間だったため計画的に就職活動できましたが、困っている友人も多かったです。

奈良教育大学のおすすめ学部：教育学部

教育学部のみの単科大学の為です。専攻は細かく分かれますが、自分の頑張り次第で複数の教科の教員免許状を取得できます。教育学は専門的な学問に思われますが、考え方と使い方を考えれば社会のあらゆる場所で自分の強みにすることが出来る学問なので学んで損はないと思います。

奈良教育大学に通って良かった？

不満に思う事もありましたが、教員になりたい人間にあまり悪い人はいなかったのか、周りの人に恵まれ楽しい4年間を過ごすことが出来たからです。今は、自分の夢を優先し不安定な職種についていますが、教員免許という安定した職業への資格を大学で取得できたことは大きいと感じています。また、教育学はあらゆる場面で役に立つのでこの学部にして良かったと思っています。