九州保健福祉大学の評判・口コミ【薬学部編】

満足していること：授業のレベルが高い

講師に本物のお医者さんがいて、症状からこの病気は何なのか検討する授業があります。本来は医者の仕事のように感じますが、これからは薬剤師も病気の症状を知っておかないと対応できない時代になっていくので、理にかなった授業だと思います。さらにこの大学は、バイタルサインを読み取れる薬剤師の育成に力を入れているところも魅力です。そのような実習があるので力がつくのは間違いないと思います。5年生の職場実習では、地元に優先的に行けるようになっており、実家から通うことができたり、遠ければ賃貸アパートを借りても良く、大学側が家賃を負担してくれるので有難いと思います。

満足していること②：国家試験の合格率が高い

この大学は、私立では珍しく国家試験の合格率が高いです。国家試験に合格できそうな人を選んで受けさせているから高いのではないか、と言われていますがそれはどの大学でも同じです。しっかり卒業できれば国家試験を受けられ、卒業まで頑張れば国家試験に合格できる可能性が高いわけです。4年生から、夏休みはほとんど集中講義が入り、自由な時間は減りますが、国家試験対策が早い段階で組まれており、国家試験合格を目指す人には良い大学だと思います。

不満に感じていること：キャンパスの立地が悪い

大学は山の中にあるといった感じで、交通手段がバスや車、バイク、自転車と限られます。どんなに大学の近くの家でも徒歩だと30分以上はかかると思います。バスは数が少なく、寝坊をした時は絶望的です。多くの人は授業に余裕がある低学年のうちに自動車学校に通って免許を取る人が多いです。本音を言うと自動車がないと通いにくい大学です。土曜日や、祝日に大学に行かなくてはいけない時、バスはさらに本数が減りますし大変だと感じます。

不満に感じていること②：研究室

5年生から研究室に所属するのですが、配属試験の結果が良い人から優先的に希望のところに配属されるので、頭が良い人は好きな教授がいるところに入れたりしますが、結果が悪かった人は余ったところにしか入れません。興味のない研究室に所属して、研究しなくてはなりません。この分野でも良かったと思える人なら良いのですが、研究したい事柄が決まっていた人には厳しいと思います。試験の結果で選ばせるのはしょうがないとしてもこれまでの成績も反映してほしいと感じます。

九州保健福祉大学のおすすめ学部：薬学部

薬学部には薬学科と動物薬学科があります。薬学科は6年制ですが、動物薬学科は4年制なのでなりたい職業で選べるのもいいと思います。薬剤師は田舎では需要があると聞くので資格を取れる職業はおすすめです。国家試験は大変ですが、資格を持っていると将来役立つと思います。

九州保健福祉大学に通って良かった？

キャンパスの立地はもう少し町の中にあれば良いなとは思いますが、町から離れた静かな環境で勉強できることはメリットでもあります。実習が週3であるのでアルバイトなどはやりにくいと思います。先生方は面白い人が多く、質問にも行きやすいのでそこは嬉しいです。試験は、単位認定試験を落とすと再試験がありますが、一教科二千円かかるので落とすと痛い出費になります。試験は一日に1～2教科で少しゆとりがあるところが良いと思います。