三重大学の評判・口コミ【人文学部編】

満足していること：就職率が高い

レベルとしては中堅の国立大学です。全国的に有名というわけではないですが、地元特に東海地方での評判はいいです。その評判は主に「真面目で頭が良い学生」というイメージが強いと思われます。そのような評判が高い就職率につながっていると感じます。自分の在籍する学部では、ほとんど半分近くの人が一般的な就職をし、それ以外の人が公務員といったところです。一部では教職課程をとって教員免許を取得し、中高の教員を目指す人もいます。またキャリアアップとして留学をしたり、他の大学院への進学を考える人など、多様な人がいます。ともあれ、皆何かしらの目標、やりたいことをもって励んでいるので、充実した学生生活を送れるでしょう。三重大学は日本で一番海に接している国立大学であり、自然豊かで、環境先進大学にも選ばれており、学内がきれいなことも長所に挙げられます。そうした環境ならではの自由な校風であるといえます。

満足していること②：優秀な先生がたくさんいる

三重大学には非常にたくさんの先生方がおり、大変優秀で個性的な先生が多いです。特に自分の学部では、伊賀が近いことから、忍者の研究をされている先生がみえます。忍者研究は日本、世界的にも珍しいので、最近全国的に話題になっています。特に忍者をテーマにした授業や教科書・研究書などの出版、忍者研究所の設立、大学院の入試科目に忍者を加えるなどが、最近大きく取り上げられています。他にも、三重県南勢地域を対象とした海女文化の研究という、地域ならではのテーマを研究されている先生もみえます。また歴史関係では、織田信長の研究をされている日本史の先生が非常に有名で、最近では本能寺の変に関しての新説を述べたり、重要な古文書の発見をされたりしたことで話題になりました。三重大学では文系でも、そのような優秀で独特な先生方の指導を受ける機会に恵まれており、非常に有意義であるといえます。

不満に感じていること：知名度が低い

三重大学は、優秀な先生方がおり個性的な研究が行われている一方で、その知名度は非常に低いと言わざるを得ません。地元や東海地方ではそれなりに名前が知られていますが、全国的に見るとあまり、ほとんどといっていいほどに、知られていません。レベルや評判自体はそれほど悪くないにもかかわらず、地方のごく普通の国立大学であるがゆえに、地味であるとかFランクだとか言われています。大学名などにこだわる人にとっては少し苦痛に感じられるかもしれません。

不満に感じていること②：周りが田舎

三重大学は地方の国立大学です。都心の私立大学とは異なり、周りにはお店も観光地も何もないです。最寄り駅からは歩いて10分くらいかかります。学生向けのマンションやアパートはまあまああるので、それに関しては不満はないでしょう。しかし、立地としては津市の北の郊外なので、おしゃれなレストランとかカフェとかお店はほとんどなく、スーパーも少し離れたところにあり、不便です。大学生のバイトのほとんどは塾か飲食店と言われています。飲食店は国道沿いに散在していますが、ほとんどは一駅向こうの津駅周辺に集中しています。それゆえ、三重大学周辺で下宿してバイトもするという人にとっては少し住みにくいかもしれません。

三重大学のおすすめ学部：人文学部

人文学部は文化学科と法律経済学科に分かれていますが、国際交流が盛んで、希望者は留学生のチューターになって外国の方と友達になれます。これは他の学部にもある制度ですが、人文学部は語学系の授業が充実しており、より国際交流の機会に恵まれているといえます。そのため留学する人も多く、留学しやすいというのが利点であると思います。

三重大学に通って良かった？

4年間勉強に集中できたことがあげられます。また学業と並行して教職課程もとり、就活もできました。公務員試験の対策もその制度が整っているので大いに活用できると思います。また地方の大学ではありますが、在学生のうち半分以上は県外出身者で占められており、岐阜や愛知など、多くの県外の人と知り合うことができました。また留学生も多く受け入れているので、外国の方とも知り合いになることができました。