神戸大学の評判・口コミ【理学部編】

満足していること：サークル活動が盛んで貴重な体験ができる

演劇サークルに所属していました。神戸大学では演劇部の活動が盛んで、2つの部が存在しています。その一つは、年間の動員が1000名を超えるくらいに規模の大きい活動ををしており、自分たちの力で公演を一から企画し運営するなど非常に有意義な時間を過ごすことができました。 自分たちの理想を持って、時間を惜しまず創造的活動をすることは人生においてとても有益な経験となりました。 また、そこでの出会いは卒業後も続いており、人生において長く付き合える友人関係を築くこともできました。

満足していること②：研究室の設備が充実している

理学部地球惑星科学科の研究室では、非常に高価な高精度の測定器や、他大学でも珍しい原子サイズまで見ることのできる透過型電子顕微鏡などの設備が充実しており、最先端の研究が可能となっています。また多種多様な研究室が存在し、自分の興味に沿った研究ができるのも地球惑星学科（現、惑星学科）の強みです。また、京阪神の結びつきが強いため、正式な学会の他にも定期的に京都大学、大阪大学の学生や教員との合同の勉強会なども開催され、交流が活発に行われており、それぞれの研究発表などを聞くことはとても研究の刺激になります。

不満に感じていること：学部が統合されてしまい多様性がなくなってしまった

昨今の文系縮小の波を受けて、神戸大学でも文系学部の統合などが行われた点は非常に不満が残ります。国際文化の交流や研究を行っていた国際文化学部と、人間の心理や体の構造、芸術に加えて教育なども扱っていた発達科学部が統合されてしまったのは、非常に残念に思いました。文学部でも心理学を扱っていたり似通っている点はあったにしても、いろいろな側面から多角的にアプローチできるのが総合大学の優れた点であると思いますので、そういった多様性の面を大学側が無くしてしまったのは惜しいなと思います。

不満に感じていること②：通学が体力的に大変

神戸大学は山の少し登ったところに建設されており、電車で通学するとなると毎朝かなりの勾配の坂を登ることになります。それがなかなか大変で、夏にもなると通学するだけで汗でびしょびしょになること間違いなしです。また、それぞれの学部が離れていて、授業のたびにキャンパス内を移動しないといけないことがあり、ここでもまた階段や坂の上り下りをしなければならず、15分くらい歩かなければならないこともあります。授業間の休憩時間が20分に設定されているのはこれが大いに影響していると言われています。

神戸大学のおすすめ学部：経済学部

神戸大学でもっとも勢いのある学部です。男女の数のも大きく差がなく、質の良い授業と課外活動のできる自由な時間を確保でき、バランスが良い学部だと思います。そのため、豊かなキャンパスライフを送るには経済学部が一番適していると思います。

神戸大学に通って良かった？

サークル活動で人生を通じてずっと付き合える友人を持てたことがまず第一にあります。この大学に入っていなければ出会えなかった人たちだと強く感じているからです。また、山の中で自然を感じながら過ごした大学生活は、四季の変化に富んでいて、心を非常に豊かにしてくれたと思います。様々な体験と人物との出会いは、多様な価値観を認めることのできる自分の心を形成してくれたと感じるので通えてよかったです。