南山大学の評判・口コミ【人文学部編】

満足していること：研究内容が多岐にわたる

一般的な大学の心理学部では統計や文献研究が主となっていますが、南山大学の心理人間学科では「体験」を重んじています。そのため、1・2年の授業からグループワークをしたり、外部の養護学校に1年間フィールドワークに行ったりと、講義だけでは得られない経験が出来ます。3年からゼミが始まりますが、文献研究、統計学、フィールドワーク、インタビュー調査の主に4種類の調査方法に分かれているため、1・2年の授業を受けてみて、自分に合った研究方法のゼミを選択できるところも魅力的でした。

満足していること②：就職サポートが充実している

地元の大企業をメインに、求人企業を大学に招いての会社説明会が行われるため、選考も優位にしてもらうことができました。卒業生の体験談や自己PRの書き方、面接などの対策、ビジネスマナーや服装のマナーなど、基本的なところから全体講座で教えてもらえます。また、キャリアサポートセンターでは、履歴書など書類の添削をしてもらえましたし、四季報など就活関連の情報誌も充実していたため、就職活動時には毎日利用していました。ゼミの先生だけでなく、就職サポートの方たちも親身になって相談に乗ってくださったため、非常に心強かったです。

不満に感じていること：周囲に坂が多い

これはどうしようもないところですが、とにかく周囲の坂があまりにも急で、通学が少し大変でした。最寄り駅からはおよそ10～15分くらいなのですが、どこの門から入っても必ず急な坂があります。晴れた日はまだいいのですが、雨の日や雪の日は非常に滑りやすく、下り坂で滑って転びそうになることが何度もありました。大学生なので特にお洒落をしたい年頃でしたが、迂闊にヒールの高い靴は怖くて履けなかったです。1・2年生は講義が多く教材も多いため、重い鞄を背負っての通学は慣れるまでややしんどいと思います。

不満に感じていること②：校舎の新旧の差が激しすぎる

近年は短大が合併したりして、新しくて綺麗な校舎もありますが、人文系でよく使われる校舎はとにかく古いです。私立とは思えない外観になっています。トイレも古いです。夏になると近くのトイレから、排水なのか水のニオイなのか、講義中の教室まで悪臭が漂うことが何度もありました。現在は改善されているかもしれませんが、とにかく講義中のニオイが酷かったです。校舎内も薄暗く、外は晴れているのに何故か校舎に入ると暗くなるので、気分が落ち込むなあと思っていました。

南山大学のおすすめ学部：人文学部

前述しましたが、人文学部の中でもとくに心理人間学科はおすすめだと思います。他の大学でも心理学科はありますが、様々なフィールドワークができるのは南山だけです。この体験型に惹かれて、宮城や九州のほうからわざわざ入学してきた子達もいました。個性豊かで優しい上に、講義も面白い先生方が多いため、心理や組織の人間関係に興味のある方は是非、南山大学も検討されてみてはいかがかと思います。

南山大学に通って良かった？

心理人間学科は体験型の授業が多いため、全員と行動する機会があります。私の学年はみんな割と仲がよく、学科内の一体感があり、講義を通して親交を深めていくことが出来ました。ゼミではインタビュー調査という他の大学ではなかなかできない経験をさせてもらえました。研究の中で「文字起こし」という作業がありますが、それを現在の仕事にも活かすことができています。今でもよく遊びにいったり、仕事の愚痴を言い合ったりできる、かけがえのない友人を得ることもできました。