九州大学の評判・口コミ【芸術工学部編】

満足していること：大橋キャンパスの学生数が少なめ

大橋キャンパスは、芸術工学部のみが使うキャンパスです。学科は5つあり、ひとつの学科が40名程度なので、1学年200名程度のこぢんまりとしたキャンパスです。しかし、少人数であるおかげで、サークルや授業などで他の学科の学生と交流する機会が多く、自分の学科以外の知識も得ることができます。様々なジャンルの勉強をする機会があり、自分の専門以外のことを他学科の学生に教えてもらいやすいので、満足しています。

満足していること②：学部ならではの施設がある

芸術工学部のある大橋キャンパス内には、工作工房という施設があります。ここには様々な工作機械が設置してあり、申請すれば学生は自由に利用できます。常駐の技術職員がいるので、加工方法や使用方法がわからない時は相談にのってもらえます。この施設は、芸術工学部がもともと芸術工科大学という1つの独立した教育機関だった名残でもあり、キャンパスの中でも特に芸術工学部らしく、満足に感じる部分です。

不満に感じていること：事務課の情報共有が遅い

芸術工学部のある大橋キャンパスは、九州大学のメインキャンパスである伊都キャンパスからは約40km離れていて、移動には1時間近くかかります。サークル関連の文書提出や就活のイベントなどで、メインキャンパスに出向かなくてはいけないことがありますが、その際の情報共有が遅いです。情報共有の方法はメーリングリストしかありません。ですから、メインキャンパスでの就活イベントなどは、気をつけて情報を収集していないと見逃してしまうことが多いです。

不満に感じていること②：校舎が汚い

大橋キャンパスは、元々1つの別の教育機関だったので、大変伝統のあるキャンパスです。そのため、建物の多くはとても古くなっています。少しずつ建て替えられてきてはいますが、古い建物は特にトイレが汚く、害虫もよく見かけます。水道管も悪いらしく、出てくる水が臭かったりぬめっていたり、ということがあります。ロビーやロッカーのある部屋には先輩たちの多くの作品が置き去りにされており、掃除をしようにもできず、捨てられないゴミが高く積んである場所もあります。このような建物の古さ・汚さが不満です。

九州大学のおすすめ学部：芸術工学部

芸術工学部は工学部とデザイン学部を融合したような学部です。デザインはセンスだけで出来る仕事ではなく、合理性や理論が必要なことがあります。このような勉強ができるのは、全国的にみても少なく、芸術工学部はその中の1つなのでおすすめです。

九州大学に通って良かった？

デザイン分野に興味のあった自分に合っていたと感じています。1、２年生のときは、基礎教育（物理、数学、英語）ばかりで、自分が思っていたのと違う、と感じていました。しかし、3年次からは専門的な分野を学ぶことができ、よかったと思いました。教員はあまり教えようとしてくれない人が多いですが、能動的に質問にいったり相談したりすると、親切に教えてくれる場合が多いです。