神戸大学の評判・口コミ【文学部編】

満足していること：部活動の施設が充実している

私立大学ほどではないと思いますが、部活動で使用できるキャンパス施設が多いように感じました。私は演劇部に所属していたのですが、キャンパス内で二つも劇場として使える施設がありました。ひとつは学校側が管理するものでしたが、もうひとつは管理運営を学生に一任している施設でした。そのため、使い勝手がよく、よりのびのびと演劇活動に打ち込むことが出来ました。その他にも、「学生会館」と呼ばれる文科系サークルの活動場所も便利に使用させてもらいました。公認、非公認関係なく、その施設の多さ故、課外活動はのびのび行えると思います。

満足していること②：就職支援が手厚い

就職活動の時期になると、一日でたくさんの企業情報を仕入れることが出来る合同説明会をはじめ、業界ごとのこまごまとした説明会が毎週のように開催されます。有名企業や人気企業の人事の方々がわざわざキャンパスまで足を運んでくださり、一般の説明会とは異なった、より身近で細かい説明を行ってくださいます。こういった就職支援は学校の強みであると思います。私自身、おかげでいち早く就職活動に打ち込むことができ、自分自身の将来を真剣に考える機会をつくることが出来ました。

不満に感じていること：専門書の所蔵が少ない

私は文学部に所属しており、おもに人文科学図書館を利用することが多かったのですが、専門書の不足を感じます。卒業論文の際に専門書を借りようとしても、他学部の研究室まで行かないと借りられなかったり、別大学に行かないと手に入れられなかったりしたことが多くありました。そういった資料探しの労力も卒業論文制作の一部だと言われればそれまでですが、ゼミの教授や院生の方々などの間でも、蔵書数の少なさや図書館の図書館としての機能の放棄（ラーニングコモンズなどの副次的施設ばかりが充実している）などは、たびたび嘆かれるテーマでありました。

不満に感じていること②：大人数用の講義室が狭すぎる

私見ですが、大人数が授業を受ける講義室は、生徒数と講義室のキャパシティが釣り合っていないように思いました。満席になると隣の学生と肘がぶつかりあうほどに窮屈でした。また椅子と机の間隔も狭く、息苦しさを感じるほどです。専門の授業などでは個別の机と椅子が与えられるのでそういったことは感じませんでしたが、教養科目などを受講する際ははっきりと苦痛を感じました。ああいった状態ですと、よほど高く集中力を保たない限り、毎回真剣に授業を受けることは難しいかと思います。

神戸大学のおすすめ学部：経済学部・経営学部

神戸大学の花形の学部であり、就職活動などで業界から好待遇を受けていたからです。大手企業にもOBOGがたくさん在籍しており、コネクションという意味ではほかの学部よりも圧倒的だったように思います。また、教授陣も経済学の重鎮達がそろっており、学びの面でも間違いのないものがあると思います。

神戸大学に通って良かった？

まず所属した演劇部での活動がとても充実したものだったからです。もちろん学業面でも自分を磨くことができたとは思いますが、部活動の時間が私にとって一番でした。組織における自分の在り方や、人と協力して何かをやり遂げることの難しさと楽しさを感じることが出来ました。ただ、振り返ってみるとそういったことができたのも、かなり自由に施設を使わせてくれた学校側の懐の大きさによるものであったのかもしれない、とも思います。