聖心女子大学の評判・口コミ【文学部編】

聖心女子大学の特徴

聖心女子大学は学部一括採用を行っており、1年次は「基礎課程」として学科に所属しません。その分全ての学科の授業を自由に履修することが可能で、2年次以降どの学科に進むのか決めることができます。基礎課程のメリットは何といっても、大学に入学し、実際に授業を受けてから学科を決められるという点です。他の多くの大学では入試の段階で学科を決めるため、入学後にギャップが生じることがあります。聖心女子大学では、学科を決めるための期間が1年間設けられているので、自分の興味のある学科だけでなく、関心のなかった学科の授業も受けられます。そこで志望学科が変わることもあります。実際に私も入学前の志望学科と実際に進んだ学科が異なりますが、これは基礎課程で様々な学科の授業を受けた結果、自分に最適な学科を見つけることができたからだと思っています。

満足していること：キャンパスの立地

聖心女子大学のキャンパスは渋谷区広尾に位置しており、様々な場所へのアクセスが非常に良い立地となっています。恵比寿や六本木はそれぞれ東京メトロ日比谷線で3分ほど、徒歩で行くことも可能です。また渋谷へもバスで10分ほどで出ることができます。このため学校帰りに友人と食事やショッピングも気軽に楽しむことができます。東京ディズニーリゾートへも40分ほどで行けるため、学校帰りに行く学生もいます。更に日比谷線が東急東横線と接続しているため、横浜方面から通う学生も非常に多いです。このように、聖心女子大学のキャンパスは、どこからもアクセスの良い魅力的な環境にあります。

満足していること②：ゼミ・研究室

聖心女子大学ではゼミへの所属が必須であり、全学生がゼミに所属して卒業論文を執筆します。3年次でゼミの希望を出し、定員をオーバーした場合には抽選が行われますが、場合によってそのまま希望が受け入れられます。第1希望のゼミに入れなかった場合でも、所属先のゼミでは極力自分のやりたい研究を行うことができます。ゼミでは主に卒業論文の執筆に向けて議論、指導が行われますが、学生が非常に意見を言いやすい場であり、教員と円滑にコミュニケーションをとることもできます。卒業論文の執筆にあたっては教員から丁寧な指導を受けることができ、必要な資料の提案もしてくれるので安心して執筆することができます。

不満に感じていること：キャンパスの環境

聖心女子大学には正門、南門、東門と複数の入口がありますが、そのうち南門は階段があり、東門には坂があります。大学の最寄りである広尾駅に近いのは南門と東門であるため、ほとんどの学生はどちらかの門を使用していますが、どちらも急な傾斜があり登りづらいです。学生は通っているうちに慣れてきますが、学園祭等で外部の方が来る際には非常に不便なのではないかと思います。また昨年、キャンパスから徒歩3分ほどの場所に新しく4号館ができました。従来使用していた1、2、3号館は全て渡り廊下等で繋がっていたため、4号館はどうしても不便に思わざるを得ません。

不満に感じていること②：サークル

サークルや部活動に関しては、豊富とはいわないまでもそこそこの種類はありますが、その全てが活発に活動しているわけではありません。公式戦に出場したり、演奏会を開いたりするような団体は一部で、その他の団体はほとんど活動発表の機会がなく、年に1度の学園祭でのみその機会を得られる団体も多くあります。元々あまりサークルや部活動に力を入れている大学ではありませんが、インカレサークルに所属する学生が多いのも、自分の大学がサークルや部活動に積極的ではないからだと思います。

聖心女子大学のおすすめ学部：文学部 人間関係学科

年度にもよりますが比較的毎年人気の高い学科で、ほとんどの年で定員オーバーして選考が行われます。学べる内容についても学生の関心が高いものが多く、社会学、マスコミ学など、多岐に渡ります。卒業論文のテーマについても、ドラマや音楽の社会的影響からコスプレまで、非常に豊富な課題を取り上げることができます。授業やゼミは他学科に比べて厳しい部分もありますが、その分充実した指導を受けることができ、完成度の高い卒業論文を執筆できると思います。

聖心女子大学に通って良かった？

他の大学に比べると少人数で、同じ学科の同級生であれば大体の人は顔見知りになることができます。所属している学科の授業であれば知り合いばかりということも多く、お互いに授業の理解度を深めるために助け合うこともできます。授業も比較的人数の少ないものが多く、教員とコミュニケーションがとりやすいというメリットもあります。ゼミも、場合によりますが少人数で構成されており、非常にきめ細やかな指導を受けることができます。