東北芸術工科大学の評判・口コミ【芸術学部編】

満足していること：カリキュラムが充実している

実力あるプロの作家・アーティスト・クリエイターを教授として招き、十分に食っていけるクリエイターを生み出す授業を教務課と密接になって作っています。入学直後からその学科の専門的なことを実際に創作活動を通して学ぶため、一年生でも美術科であれば絵を描きまくり、文芸学科であれば文章を書きまくり、歴史遺産学科であれば山形県の伝統ある村へ実際にフィードワークへ行きまくります。なので、自分の実力の向上が実感でき、何かを一生懸命に続けることによって、人間としての成長も期待できます。実際に在学中にプロのクリエイターとしてデビューした人もいます。

満足していること②：様々な学科があり、多様性がある

様々な学科があり、学科の目指すことも、その学科の雰囲気も違います。全学科共通の授業で他学科の人と話すと、今までは知らなかったことを多く知れ、自分の学科では絶対に体験できないような貴重で面白い体験を聞くことができ、充実した会話を交わすできます。自分とは全く違う分野で活躍している人の話を聞くことで、その話の中から自分の創作活動で使えそうなものを発見して、他学科の人の体験が思わぬヒントになることもあります。変わり者が多い芸術大学だからこそ、「この大学に通う者はこうでなくてはならない」というような圧力はなく、本当の自分をさらけ出すことができるのが魅力です。

不満に感じていること：就活を強要し過ぎている

大学ですから就職状況を気にするのは当たり前ではありますが、芸工大は新たに入学してくる高校三年生の保護者たちの好感を得るためか、就職率を気にしすぎです。卒業後はフリーター・フリーランスとして食いつなぎ、クリエイターとしてのデビューを目指そうとする人にも「就職しろ」とうるさくいいます。自分の人生ですから自分の判断で生きるべきなのに、どうして他の大学のように「就職しろ」と介入するのでしょうか？　新しいことを創造する芸術大学なので、就職率などではなく、もっと新しい取り組みを武器にするべきでしょう。

不満に感じていること②：受けて損したと思う授業がある

学科の授業はとても充実しています。全学共通の授業も、どこかの学科で教えている教授が講師を務める授業はとてもためになるのですが、大学外部の講師の授業には当たりはずれがあります。当たりの授業では、その人が過去に体験したことを織り交ぜながら、内容についてユーモアを交えて解説してくれたので面白く分かりやすいです。しかし、毎回最初にレジュメ配り、授業中はただ講師がそれを読んでたまに解説するだけの授業もあります。レジュメを読んでそれを理解するのならどこでもできますし、分からない単語・言い回し・表現があっても辞書やネットで調べれば理解できます。そのような授業を受けると「時間をドブに捨ててしまった」と思ってしまいます。

東北芸術工科大学のおすすめ学部：映像学科

映像学科は大学からの資金提供が厚く、本物の撮影現場で使われるようなカメラやマイクが使用でき、プロの方が使用するような映像編集ソフトを使えます。映像学科内でも、映画撮影やアニメーション制作、写真撮影などに分かれており、それらに専門的な教授が指導してくれます。映像という時代の最先端のメディアを担う学科であるためか、ユーモアな人が多く、人の多様性が特に強いです。

東北芸術工科大学に通って良かった？

専門的な内容を学ぶことができ、自分がクリエイターとしてデビューするのでありば、どこの会社からどのようなアプローチが良いか、ということがだんだんと分かって来たからです。また、他の分野で活躍する同期生の友人もでき、その人との関わりが自分に刺激をもたらしてくれ、より多角的に世の中を見ることができるようになりました。