東京医療保健大学の評判・口コミ【医療保健学部編】

東京医療保健大学の特徴

東京医療保健大学医療保健学部は、看護学科、医療栄養科、医学情報学科の3学科に分かれています。4年後期に、3学科の生徒合同で行う「協働実践演習」というグループワークがあります。3学科それぞれで4年間学んできたことを活かすため、専門職としての使命感を強く感じました。また自分が持っている専門知識を、その知識のない他学科の人にどう伝えるかを通して、実際に仕事に就いた際のカンファレンスや患者教育に役立てることができました。

満足していること：授業

看護学科というと、付属の病院があるところが多い印象があります。しかし本学では、提携しているNTT東日本関東病院だけでなく、東京都にある他病院や、学校、児童館、地域包括支援センター、訪問看護ステーションなど多岐にわたる場所で実習をさせてもらえました。就職先や今後のキャリアとして、看護師は病院だけでなくいろいろな場所で働けるのだということを実習を通して実感しました。例えば長く病院で働いている方が転職を考えた場合、病院以外で働くことに対して不安を抱えることが多いでしょう。しかし実習での経験があって少しでも就職先のイメージを持てていることは大きな強みになると思います。

満足していること②：留学制度

看護学科では、希望者はハワイにある病院での短期留学制度を受けることができます。日本だけでなく海外の医療の実際を知ることができるとともに、医療の考え方の違いを実感できるため、とても刺激を受けられると思います。まるでテーマパークのようなポップな小児病棟など、日本とは大きく文化が異なるのだと感じます。金額は5泊6日で30万円と高額ですが、海外の病院を見学できる機会はなかなかないため、興味のある方は積極的に参加していました。

不満に感じていること：アルバイト・インターン

私のときは、大学に入学して初めてのガイダンスで「週5日1～5限まで授業が入っているものと思い、アルバイトは控えるように」ということを伝えられました。確かに、1，2年は授業が詰まっており平日のアルバイトは難しいかもしれません。3年後期から4年も、実習などでかなり多忙です。看護学生だからという理由で、バイトの面接で門前払いされる人もいましたが、3年の前期や土日、就職先が決まった後などはアルバイトは十分可能でしたし、派遣や短期などのアルバイトもできます。そうであるにもかかわらず、大学に入学して初めてのガイダンスであのように言われたのは少し衝撃的だったと感じます。

不満に感じていること②：サークル

医療保健学部看護学科は五反田キャンパス、医療保健学部医療栄養学科と医療情報学科は世田谷キャンパスにあります。医療系以外のサークル活動は世田谷キャンパスで行われることが多く、看護学科生は活動がしにくいというデメリットがあると感じます。スクールバスで2キャンパスを結んではいますが、時間帯や本数の問題で実際に利用する機会は少なく、サークルに参加する時は実費で世田谷に向かう人が多数でした。

東京医療保健大学のおすすめ学部：医療保健学部 看護学科

私が卒業した学科だということが大きいですが、人数が120人程度と少なく、授業も2グループ60人程度で行われます。また実習では１グループ6人程度と少人数のため先生方との距離が近いことがあげられます。学生時代はゼミなどで先生と一対一なんてと戦々恐々としていた記憶がありますが、とても貴重な機会だったのだと思い返しています。

東京医療保健大学に通って良かった？

看護学科というと、付属の病院があるところが多い印象がありますが、何色にも染まっていないというのは大きな利点になったと思います。実際に就職活動でいろいろな病院に伺うと、その病院が掲げているモットーや色を強く感じました。学生は関東圏を中心に全国から集まっていますし、就職先の病院も多数の選択肢があります。その中から自由に選べることはとてもよかったと思っておりますし、どの領域でも通じる普遍的な教育を学ぶことができたという自負があります。