西南女学院大学の評判・口コミ【人文学部編】

西南女学院大学の特徴

歴史ある女学校です。名前の通り女子しか生徒はいません。大学と短期大学、付属の高校もありそちらも同じく女学校です。大学の人文学部には「観光文化学科」といって観光業を学ぶ九州でも珍しい特徴をもった学科が存在します。その学科の授業科目として特徴あるものとして、元航空関係で勤務していた講師を呼んだエアライン英語という科目があったり、元旅行会社に勤務していた講師が開講する授業もありました。その授業では旅行会社への就職が有利になったり就職後も持っていると役立つ旅行管理者の資格なども取得のお手伝いをしてもらえます。

満足していること：授業

観光文化という名称がつく学科なだけあって、将来観光業に就職したい生徒や旅行が大好きな生徒にとって役立つ知識を得られる授業が選択制で多く開講されていました。その内容は空港業界でつかう英語や、日本の外国人観光客を取り入れるための取り組みや、好きな場所の観光戦略について調べたりと多岐に渡ってありましたが、どれも現場で働いていた講師の方を外部から招き入れていたりするので本当に興味深く面白いものでした。また、学部で定期的に教授や助教授が引率しての海外研修も行われていたのでそれも魅力でした。

満足していること②：キャンパスの環境

キャンパスは女学院なので入口のところにはしっかりと護衛さんの部屋があり不審者の侵入を防いでいました。また、大学内も清潔に保たれており学食も二か所で食事の内容も女子向けのお洒落でヘルシーでリーズナブルなメニューばかりでした。あとは図書館が比較的新しく綺麗で静かで本も充実しているしビデオなどを閲覧できる部屋まで用意されているのでよく利用していました。あとは、パソコンを自由に使える部屋が何部屋かあり、プリンタも使わせてもらえるのには助かりました。

不満に感じていること：キャンパスの立地

立地が、最寄り駅が南小倉駅になるのですが駅から学校までバスで行く人がほとんどでした。でもそのバス停が駅から5分ほど歩かないとけなくて、しかもその付近にはたびたび変質者の目撃情報があるという噂を聞いていたので暗くなってから通るときはとても怖かったです。また、近くにある大きな駅（新幹線もとまる駅）は歩いて行くのは厳しいのでバスでは一本で行けますが15分に1本ほどでそこまで便利という訳ではありませんでした。

不満に感じていること②：進路・就職

この就職難の時代ですから仕方ないのかもしれませんが、周りの生徒にはまだ就職先が見つからないまま卒業を迎えた方も沢山いました。就職する気がないのではなく一生懸命探しているのに・・・です。ただ、それを就職課が熱心に後押ししているという感じは見受けられず、聞かれた質問には答えるけれどそれ以上はしないという事務的な感じにもとれました。ゼミや研究室の担当教授が自分の担当生徒の就職を気に掛けるということもとくになかった印象です。

西南女学院大学のおすすめ学部：人文学部

中国人や、韓国人、そして欧米人など国際色豊かな先生方から学ぶことが出来ます。その国の文化やその国の人だからこその観光業に対する視点を色々と教えてもらえたことがとても面白かったです。また、この学部は看護学部や福祉、栄養学部のように専門的な狭い知識を学ぶのではなくサービス業全般の知識を幅広く学ぶのでまだ何がしたいか分からない人や、卒業後は事務員になりたいなどの生徒にはとてもあっていると思います。実際に就職先も秘書から航空業界にブライダル業界、アパレル業界など様々でした。

西南女学院大学に通って良かった？

元々サービス業に就きたかったのと、旅行について興味があったのでこの学科に入ったのですが、希望していた就職先にも就けましたし旅行関係のことも十分に学べる授業内容だったので、この大学に入れたことに満足しています。「ホスピタリティ」について学ぶことはサービス業に就きたいどの生徒にとってもそれを全然知らずして社会に出るのと知ったうえで実践に取り組むのとでは知っていたほうが絶対的に有利だと感じました。パソコンの授業も必修科目で設けられていてワードやエクセルの資格をとったりしたことも社会に出てからの実践で役立ちました。