県立広島大学の評判・口コミ【生命環境学部編】

志望理由

自分の学びたい学部だったことと、国公立大なので一番は学費の安さということもありました。本来であれば大学4年次に研究室配属される学校が一般的ですが、この学部は3年次からそれぞれ希望する研究室に配属され、2年間じっくり研究できることもいいなと思って選びました。私は前期日程で合格しました。センターの配点よりも2次試験の方が比重が大きいので、センターでコケてもしっかり2次試験の勉強をすれば受かると思います。

大学で勉強していること

高化合物の新しい合成方法や分解方法を研究したり、まだ学術的に発表されていない新しい化合物の発見をしたりしていました。私は主に後者の新しい化合物の発見をしていて、梅肉エキスの抽出物からヒアルロ二ダーゼ疎外活性成分を抽出するという研究をし、論文を他の大学と協力して作りました。他にも、ウバイから抽出されるヒアルロ二ダーゼ疎外活性成分を抽出し、新しい新規化合物を発見する共同研究もしていました。

満足していること：先輩・後輩の距離が近い

キャンパス自体に学部が一つしかないので、自然と先輩・後輩との距離が近いことがとても良いです。図書館や食堂、研究室も数が限られているので、同じキャンパス内で一日過ごすと一日に何度も友だちや先輩・後輩たちに会います。部活動やサークルなどの野外活動もとてもしやすい環境が整っていると思います。入学当初、わからないことだらけの1年生にとってはとても手厚いサポートがあり、安心して生活できると思います。上下関係分け隔てなく接してくれる人が多いのも魅力の一つです。

不満に感じていること：アルバイトが限られている

田舎にあるキャンパスなので自然が豊かで星も綺麗という点では良いのですが、ちょっと度が過ぎる田舎なので学生の収入源が限られていることがデメリットです。近くのコンビニやスーパー、飲食店なども限られているのでなかなか苦労しました。学習塾や家庭教師などのバイトもありましたが、人数やシフトが限られているので学生内でいつも争奪戦のような感じでした。コロナで生活も苦しい学生が多い昨今の状況を考えると、あまりその点ではおすすめできません。

県立広島大学のおすすめ学部：生命環境学部 環境科学科

同じ学部の中ではあるのですが、学科が2つに分かれているうちのもう一つです。こちらの学科は主に環境分野に特化した研究をしています。物理的・生物学的・化学的など様々な視点から環境にフォーカスした研究ができます。特に、近年は環境問題が大きく注目され、カーボンニュートラルやゼロエミッション等は人類が生きるうえで喫緊の課題です。そのような中で、環境を考えるビジネスモデルの基盤を作っていくという面でも、今後、裾野の広い学科研究がなされていくと思われます。

県立広島大学に通って良かった？

一番よかったなと思えることは、一生ものの友だちや思い出が大学でできたことです。この学部だったからこそ、友だちととても濃い4年間を過ごすことができたと感じています。また、3年次からの研究室配属では、自分の研究したいテーマに沿って、じっくりと2年間研究ができました。修士課程・博士課程まで続ける学生も多く、先輩や教授・マスターから学び取ることは非常に貴重な経験でしたし、今の自分の仕事にも色々な面で生きていると実感しています。