東北大学の評判・口コミ【理学部編】

志望理由

高校の頃に数学が得意だったので理系に進みました。理系の中で工学部か理学部のどちらに進むか迷ったのですが、私は機械いじりやプログラミングが苦手で、理学部は工学部に比べてこれらの実践的な内容よりは純粋に筆記の勉強中心で私に合っていると感じたので、理学部に進むことにしました。仙台でのキャンパスライフにも憧れがあったので東北大学を選びました。

大学で勉強していること

私は理学部の中でも物理系なので、主に物理の専門的な内容を微積分を中心とした数学を使って勉強しています。具体的には力学、電磁気学、熱力学、波動論、解析力学などの今まで研究されてきた古典物理学を学んでから、最近発見された物理の核となる「運動方程式」という方程式が成り立たない世界の現代物理学について学びます。現代物理学では量子力学など主に原子、分子について触れる事になります。

満足していること：周りの意欲が非常に高い

私の所属している東北大物理系は非常に真面目な人が多く、みんな物理の勉強に対してかなり意欲的です。授業中に前の方の席に座って真面目に授業を受けている人をからかうなどという風潮は絶対にありませんし、むしろ授業の内容が難しい時はみんな何とか理解しようと必死に教授の話に耳を傾けています。さらに授業で習ったことを復習するための演習時間があるのですが、その時は与えられた問題を友達同士で確認合ったり、わからないところは積極的に先生に質問しに行ったりと、物理系全体がしっかりやろうという雰囲気に包まれています。

不満に感じていること：他学部との交流があまりない

私が物理系にいることやコロナ禍で対面授業が少ないという事もあると思うのですが、専門の授業で他の学部や理学部内の他の学科の人と共同で実験したり勉強したりする事はほとんどないです。特に東北大学は工学部の人が一学年1000人もいて東北大生の3人に1人が工学部生のはずなのに、未だ授業で一緒になったことが一度もないというのは少し寂しく感じます。私はもう2年生なのでこれから授業が専門的になり、ますます他の学部の人と関わる事はなくなってしまうと思いますが、これから1・2回は工学部の人と授業で一緒になる機会があればなと思います。

東北大学のおすすめ学部：工学部

もちろん私の通っている理学部もいいと思うのですが、東北大に入るなら工学部を一番お勧めします。まず、工学部は東北大の中では就職が最強です。研究や学部の勉強をするための施設が一番整っているのも工学部だと思います。さらに、工学部は起業を考えていたりと意識の高い人がたくさんいるので、より良い仲間に恵まれると思います。

東北大学に通って良かった？

東北大は本当に意識が高く、様々な考え方や価値観を持っている人たちの集まりなので、このような人たちと関わる事が出来ることがかなりの強みだと思います。特に自分は東北の田舎出身なのですが、東北人の周りに合わせる性格の人がたくさんいる環境で育ってきた自分にとって、自己主張をよりしっかりとできる東京の人や、東北では考えられないほど話が面白い関西出身の人との関わりを通して、自分にとって大変良い刺激となっています。