北海道医療大学の評判・口コミ【薬学部編】

志望理由

北海道内で薬剤師を目指す場合、国立では北海道大学の薬学部、私立だと2校しかなく、恥ずかしながら本命の北海道大学に落ちてしまったためです。また、もう1つの私立（科学大）を選ばなかった理由は単純です。道内唯一の医療の総合大学であり、他の医療系の学科と交流ができ、それぞれの学科からの視点での医療に関する情報を収集したり深く勉強することができると考えた点と、静かで自然豊かなキャンパスである点です。就職に関しては、科学大も医療大もあまり変わらないと思いました。

大学で勉強していること

薬に関する基礎的な生物・物理から薬学のことはもちろんですが、現代の医療界では必須になってきている「多職種連携」という勉強をしました。これは医療系総合大学だから学習できたのではないかと思います。他の学科（他の医療の職種）と患者さんやその家族、地域住民の方々などに医療の現場で薬剤師がどのような役割を持つのか、どのようなことができるのかなどを学習したり、薬剤師以外の医療の職内容についてなどを学習したり、医療に関する様々なことが学べました。

満足していること：親身になってくれる先生が多い

キャンパス（当別）が複雑なので、教員の部屋を訪ねに行くのがちょっと大変です。ですが、どの教員も優しく、勉強で分からないところがあればとても丁寧に教えてくれます。現在はコロナウイルスが流行しており、北海道も感染者数が落ち着かない傾向にあるので、学部内でグループ分けされ、リモート授業もそこそこ取り入られています。なので直接教員の部屋に聞きに行くことは難しいですが、メールなどでも個別に教えてくれるので勉強に関して怖いものはありません。講義の資料も教員それぞれで形式は違いますが、どれも見やすく、わかりやすいです。講義中の質問にもしっかりと答えてくれる教員もおり、疑問を解決しやすい環境であると思います。ただし、勉強をサボると留年、または退学する羽目になりますのでご注意ください。（入試のハードルが結構低めなので……）

不満に感じていること：キャンパスが当別にあり、遠い

JR学園都市線（札沼線）の北海道医療大学駅とキャンパスは直結しており、冬の当別（吹雪や積雪が凄い）でも辛い思いをせずにキャンパス内に入れます。また、あいの里キャンパスから送迎バスも出ているので、授業の時間帯によってはあいの里近辺から無料で当別キャンパスまで来ることができます。ですが、当別市街に住んでいるか、当別で一人暮らしでもしない限り、札幌駅からおおよそ40分前後かかります。本当にとても遠いです。とても遠いせいか、住んでいる場所や成績が悪くないかなどの条件付きで、2年生（事情によっては1年生）から車で登校することができるようです。詳しくは大学HPなどを確認してください。

北海道医療大学のおすすめ学部：薬学部

他の学科の事は、そこに所属しなければ分からないことばかりだと思うのであまり分かりません。やはり、道内で珍しく医療系総合大学で、道内に3つしかない薬学部のうちの1つ、北大とはレベルが違うため、学力に自信がなくても薬剤師を目指すことができる、この点が必ずプラスになると思います。道内で、北大に届かなかったり、勉強にはあまり自信がないけれど「薬剤師」になりたかったり、他に、医療現場で薬剤師以外の職業の内容や視点を学習したい方はぜひ医療大の薬学部に来てください。これは「道内」限定の話ですが。自身が北大落ちで、入学当初は色んなギャップなどにメンタルがやられかけていましたが、そのうち慣れました。向上心があるならば、6年間粘り、北大の大学院の入試に挑むことも可能なので、研究者を目指す人はここで再チャレンジできますよ！

北海道医療大学に通って良かった？

北大の薬学部に落ち、私立薬学部コースで借金は1000万以上です。気付くのが遅く、とある入試方式で優秀な成績を取ると、北大（国立）の薬学部と変わらない金額で通えたみたいですね。ですが、本気で薬剤師を目指すなら本当にここで良かったと思えました。勉強がしやすい環境であること、学生も札幌市外や道外から来る人もそこそこおり、色んな話が聞けたり、比較的真面目な人が多く、困ったことがあれば支え合えることなど。施設も整っているので実習も楽しいです。キャンパスの立地は自然豊かな所を望んだため、遠い点や吹雪になりやすい点などとちょっと不満はありますが、これらは大したことないです。おそらくとても厳しい道にはなりそうですが、頑張れば北大の大学院に進学しているOBもいるので研究者の道も僅かにあると思います。（本人の努力次第です）