下関市立大学の評判・口コミ【経済学部編】

満足していること：学生の人数が少ない

下関市立大学は学部が経済学部しかない単科大学です。そのため多くの方が想像する大学よりもかなり規模が小さい大学です。当然学生の人数も少ないため、学生同士かなり仲良くなれる点が最も満足しています。特に学科も同じとなると、授業でほとんどの同級生と顔を合わせます。同じ学科の同級生を９割がた把握しているのは非常に珍しいかと思います。同じ授業をとった学生同士で集まり、飲み会を開くこともしばしばあります。そのため、サークルなど特別な機会が無くとも、多くの友人を作り親密な仲になれます。また、人数が少ないからこそ教授との仲も深めやすいです。私は毎週のように教授とご飯に行くこともありました。

満足していること②：サークル

学生の人数が少ない割にはサークルの数は運動系、文化系ともに充実しています。運動系なら同じスポーツでいくつもサークルが存在し、本気でインカレを目指したい、ゆるく運動を楽しみたいなど自分に合った形のサークルを選択することができます。下関市立大学は地域に根ざした大学であるため、地域の人々や組織を交えて活動することができます。公民館で住人を集めて公演を行う演劇サークルや落語サークル、大きなホールを借りて周辺の高校などと共演する吹奏楽サークルなどが有名です。

不満に感じていること：授業

一言で言うならばひどくつまらないです。一所懸命に私たち学生に知識を授けようと丁寧に教えてくれる先生も確かにいます。ですがほとんどの先生はそうではありません。まるで学生の方を見ず、板書もなくプリントも配らなければ、教壇で足を組んでひたすら独り言のように呟くという授業スタイルの先生がいます。教科書を指定してそれで予習させ、授業で確認をするだけの先生もいます。パワーポイントで作ってきたスライドを見せるだけの先生もいます。シラバスの内容と実際が違うのは当たり前、授業内容とテスト内容がほとんど違った事もあります。私は夏休みなどを利用して他の大学で授業を受けたことが何度かありますが、そこで下関市立大学のひどさを実感しました。

不満に感じていること②：進路・就職

進路、キャリアを担当するスタッフの態度がとにかくひどいです。気軽に相談に来いというキャリアセンターは、話を聞くだけでまともなアドバイスをいただく事は決してありません。それどころか終始学生を下に見ていて、嘲笑うような対応をされたという声が後を絶ちません。また三回生の夏辺りから開かれる就活講座なるものは、毎回プリントを配布され、それを読むだけです。10分もあれば十分読める程度のプリントを90分かけて長々と話します。また三回生は必ずそれに参加しろと言いながら、それが開かれるのは平日の通常授業がある時間帯です。授業が始まる前に就活講座のアナウンスがあるわけでもなく、三回生はまだ卒業単位を満たしていない時期なので、授業と重なってしまう事は日常茶飯事です。

下関市立大学のおすすめ学部：経済学部 公共マネジメント学科

学部は一つしかないためおすすめの学科を紹介します。公共マネジメント学科は市やそこにある様々な組織のマネジメントを考えます。市役所や水道局などに出向き、実際に見聞きして、その実情を学ぶプログラムがあります。机の前にただ座って考えるよりも遥かに深く学び、考えることができます。

下関市立大学に通って良かった？

なにより授業が身にならず、ただ単位を獲得するためだけにほとんどの学生が毎日を過ごすため、学力のレベルは高校卒業時と変わらないか、下がるだけです。もちろん学祭やサークル、アルバイトなど自主的に動けば得られるものは多いでしょう。しかしこの下関市立大学の恩恵で何が得られたかと考えると、正直何もありません。しかし、学生も教授も人数が少ないため、誰か1人くらいは仲の良い教授ができると思います。その教授と直接色々な話をすることで、専門知識などを深く知ることができます。ただしやっぱりこれも自主性は必須です。