宇都宮大学の評判・口コミ【農学部編】

満足していること：大学規模が小さい

当大学には5学部しかなく、従って学生数が少なく大学の構内も狭いため、学部間交流が多く、顔見知りがたくさんできます。また一つ一つの講義を受ける学生も少ないため、教授との距離感が近く感じられ、質問がしやすい雰囲気です。宇都宮大学は英語教育に力を入れていて、EEPUUというカリキュラムのもと様々なレベル、コースで英語を学べますが、中でもマンツーマンで15分間英語教師と会話ができるシステムがあり、これは予約制なのですが、くまなくこういった機会が持てるのも、全体の学生の少なさからだと思います。

満足していること②：キャンパス周辺が住みやすい

宇都宮市内の住みやすさ、キャンパス周辺の物件の安さも、学生が満足して大学生活を送れる要因となっています。駅から自転車で10〜15分の位置に大学キャンパスが位置していて、キャンパス周辺の物件は格安、さらにスーパー、直売所、薬局、大型ショッピングセンターも自転車で行ける範囲にあり、生活するに不便は全くありません。したがってアルバイト先も行動範囲内に十分にあり、とにかく全ての行動が自転車で済んでしまうというのは大きな利点でした。

不満に感じていること：学園祭が盛り上がらない

学園祭の盛り上がりに欠けると感じています。毎年秋に3日間開催され、サークルを中心にそれぞれ模擬店、展示場など設置しますが、屋台を楽しむ以外に見所がないように感じます。もっと、宇都宮大学ならではの企画や店が多くあったらいいと思いました。昨年度からミスコンが開催されることになりました。今まではミスコン反対を唱える教授の運動があり開催には至らなかったのですが。ミスコンといっても他の大学の真似にほかならず、とにかくパッとしない学園祭には不満でした。

不満に感じていること②：学生に学ぶ意欲がない

学生が、講義に対して真剣味が足りないことは不満に思っていました。人にもよりますし、また当大学に限った事ではないのかもしれませんが、単位を出席数ギリギリで取得したり、レポートを協力しあったり、とにかく「卒業するために入学した」雰囲気に満ちている事が、学生側として教授たちに対して恥ずかしかったです。日本の教育制度、就職制度がもたらしたことかとは思いますが…。なぜ大学に入ったのか、なぜこの学部で学ぶのか、モチベーション意識を確認する機会が大学にあったらさらによかったです。

宇都宮大学のおすすめ学部：農学部

当大学5学部のうち、比較的真面目な学生が多く、またカリキュラムも無理なくこなせる範囲であると感じるからです。（他の学部で、課題が多過ぎて常に四苦八苦している友人もいました。どちらが良いかは個人の好みですが。）農学部の歴史は当大学では一番に古く、その甲斐あって高レベルで専門的な教授らが揃っているように思います。

宇都宮大学に通って良かった？

ここでしか会えなかった友人がいて、大学生活でしか味わえないことが経験できたのは確かです。大学生活が終わってみれば、他の大学に入学したらどうだったか、または大学に行かなかったら、などさまざまな人生パターンの可能性があったことに気付きますが、自分はこれで良かったと思います。それは、宇都宮大学だから良かった、と結論づけられることではありませんが、とにかく当大学で出会えた仲間や教授たちとの縁を嬉しく思います。