信州大学の評判・口コミ【人文学部編】

満足していること：ゼミ・研究室

人文学部では、2年次から専門コースが分かれる方式になっています。そのため、1年次に色々な分野の講義を受け、自分のやりたいことと合致しているか、先生との相性はどうかなどを確認してから、コースを選択することができます。希望のコースを決めたのちに、志望理由書の提出やテスト、面接を通して所属するコースが確定するので、強い決意を持ってコースでの勉強に取り組むことができます。また、それを踏まえてコースに所属したのちに、「やっぱり他の分野に興味が出てきた」ということがあっても、教員の手厚いサポートが有り、所属を変更することも可能で、安心です。

満足していること②：キャンパスの環境が良くなっている

キャンパス内をどんどん改善していこうという風潮があり、校舎などが随時改築されています。最近では、図書館が大きく改築され、電話用のスペースや飲食・会話可能な学習スペースなどができました。現在は、食堂の改築を行っています。また、学生相談センターが、キャンパス内の不便な点を訴えることができるフォームを作成しています。そのため、些細な不便も、匿名で投稿することができます。さらに、バリアフリー化の動きもあり、スロープやエレベーターの設置も進んでいます。

不満に感じていること：キャンパスの立地が悪い

大学が駅から遠く、徒歩で40分、バスで15分ほどかかります。松本市は標高が高いので、徒歩40分は常に上り坂です。バスは本数が少なく、来る時間もルーズで、交通系ＩＣカードも使えません。雨の日にはバスが混んで、何本も見送ることがあります。ひとり暮らし率9割の大学なので、周辺に住んでいる学生が多いのかもしれませんが、やはり不便に感じます。また、周辺には学生向けの食事処が少なく、数ヶ月前まではコンビニすらありませんでした。

不満に感じていること②：進路・就職

進路について、人文学部では大学院が修士までしかないため、研究者志望の場合は不向きであると感じます。また、修士の大学院入試の定員も少ないことや、点数だけでは合格が決まらない（合格点数を取っても、教授会議で通らなければ不合格）ことも、他の大学と比べて悪い点だと思います。就職については、やはり東京の大学よりは、コネクションが弱いところがデメリットだと思います。東京に就職したい学生は、毎週東京までインターンに通うなどしていて不便なようです。

信州大学のおすすめ学部：人文学部

人文学部は7コース18分野に分かれており、文学・言語学・哲学・心理学・社会学・歴史学・芸術学など様々なことを学ぶことができます。また、各分野に1～4名程度の先生が在籍していて、先生1人がみる学生の数が少ないため、研究指導をしていただく上では非常に良い環境だと思います。また、所属分野の決定は1年次の冬に行うため、入学後約1年間色々な分野の講義を受けてみて、自分の学びたいことや先生との相性を検討した上で、専攻を決めることができます。

信州大学に通って良かった？

エネルギッシュな先生が多く、勉強も、ときには遊びも積極的に支援してくれるからです。学生がやりたいと提案したことは基本的に形にしてもらうことができ、資金の調達でこまったことはありません。また、先生方がその企画に対して丁寧にアドバイスをしてくださるので、大失敗することもありません。自分のやりたいことを、企画として提案し、相手の承諾を得て、実現可能性を探るというプロセスは、生涯役に立つものだと思います。