女子美術大学の評判・口コミ【短期大学部編】

女子美術大学の特徴

女子美術大学では、今は珍しく短期大学部があります。美術系の学校で二年制というと、専門学校は多いですが、短期大学は少ないのが現状です。一年生では造形学科といって、18の種類から4つの科目を選択できます。科目を選ぶ際は、実技として選択でき、授業にて本格的な体験ができます。その中から特に自分に合っているものを選択することができます。先生も皆親切なので、困っていたり、迷っていたりすると気軽に相談を聴いてくれます。美術の大学に行きたいけれど、予備校に通っていなかったり、予算に不安がある方はとてもいいと思います。

満足していること：授業

授業は二年制のためハードスケジュールにはなりますが、とても充実した日々を送ることができます。基礎的なPCでのデザインの講座や、女子大学ならではの講義、身体を使った講義など、普段過ごす中で、なかなか得ることができない技術を得られたり、体験することができます。また、社会に出て必要なマナーの授業もあったり、有名な著名人の講義も任意で聴くことができるので、とても貴重な体験ができます。講義の最後には質問時間が設けられていることが多く、個別に繋がりを持つこともできます。

満足していること②：キャンパスの立地

東高円寺という場所にあり、新宿駅からも近く、使いやすいです。また、少し歩きますが、緑が多く、癒されます。少し歩くと高円寺駅があり、古着屋さんや、かわいいカフェなどもあるので、学校の帰りに寄り道して帰ったり、授業に空きがあるときは楽しく暇をつぶすこともできます。裏道で車通りも少なく、危険もありません。公園も近くにあるので、資料集めもできます。都会過ぎず、田舎すぎないところも魅力です。ただ、少し駅から歩くので遅刻しそうになると焦ります。

不満に感じていること：進路・就職

就職に関しては、あまり良い講座はありません。実践などは任意であり、強制ではないので、面倒くさがりな人や、ズボラな人、消極的な人は苦労します。また、芸術方面に行きたい人は、アシスタントなどのアルバイトがあれば良いですが、これも少なく、コネクションを作るが困難です。とにかく積極性がないと厳しい印象があります。掲示板に就職先が張り出されていますが、偏りがあるので、自分の好きな仕事につける人は少ない印象です。芸術方面に行きたい人は全く関係ない事務の仕事などをしている人もいるようです。

不満に感じていること②：サークル

とても少ないです。いいと思うサークルを見つけても相模原の四年制キャンパスだったりして落胆することがありました。しかも、時間がありません。二年制なので、夜遅くまで授業があり、それ以降のサークル活動は体力がないとできません。四年制の大学と繋がっているサークルもありますが、半分ほどは繋がっていないのでコミュニティは狭いです。輪を広げたい人には物足りないかもしれません。ただ、先生や、助手さんは積極的で、親しみ深いので仲良くなると楽しいと思います。

女子美術大学のおすすめ学部：短期大学部 造形学科

それしかないのですが、好きなものを選べるところが良いと思います。しっかりとした体験をもとに、時間をかけて絞る事ができるので、お勧めです。専門的に学ぶのは一年だけなので、かなりハードですが、真面目に取り組めば今後いい経験に繋がると思います。

女子美術大学に通って良かった？

良いところに就職できたわけではないからです。しかも忙しすぎて、体力のない私にはサークルに入る力もなく、あまり大学生活で楽しかった、というのはなかったように思います。ただ、授業内容はとても面白く、ためになることは多かったです。興味のあることを幅広く学ぶ事ができ、人間としての深みを増す事ができます。先生方や、助手さんも皆さん優しく、親身になってくださる方ばかりだったので、良い時間を過ごせました。卒業制作も真剣に長い時間制作と向き合えるので良い経験になると思います。