大阪教育大学の評判・口コミ【教育心理学編】

大阪教育大学の特徴

大阪教育大学は山の上にあり、とても自然が豊かです。２０１７年度から大学の方針が変わり、教員養成課程に在籍する学部生だけでなく全員が教育に関係する学びがより充実して行えるようになりました。また、天王寺にもキャンパスがあります。学部によっては２年間山の上の柏原キャンパスで学び、残りの２年間を天王寺キャンパスで過ごすこともあります。ほとんどの授業で「教師としての立場」で物事をとらえ学び、相手にどうやって伝え教えるかなどを考えていきます。そのため、将来教員になりたいならばそのための方法として教育大学よりも勝るものはないと思います。

満足していること：授業

大阪教育大学には教員養成と教育協同といって、教員になることを主としない学部もあります。しかしほとんどの学科で教員免許は取得可能となっています。そのため将来公務員になったり、企業就職する生徒も多くいますが、授業では教員としての立場であったり、相手にどう教えるかなどの手順を踏まえたものがほとんどなため、将来どのような道に進んだとしてもより良い知識が得られます。また、大阪教育大学と京都教育大学・奈良教育大学が提携を組んでいるため、「双方向授業」といって、京都の授業を大阪と奈良の大学に生放送として遠隔で授業を受けることができます。

満足していること②：サークル

大阪教育大学にはたくさんのサークルがあります。例えばバスケットボールのサークルだけで４種類もあります。それぞれのサークルでは活動日や日数、雰囲気などが異なっているため、自分のペースに合わせてサークル活動を行うことができます。また、純粋に自分自身がサークルに参加するだけではなく、「将来教師になり、部活動の顧問になった」という場合を想定して、様々なスポーツを行い、指導するときの練習を行っているサークルもあります。

不満に感じていること：キャンパスの立地

大学は山の上に立地しているため、とても自然環境はいいですが、最寄り駅から徒歩１５分以上かかってしまいます。そして長い坂を歩き、長い階段を上らないといけないためとてもしんどいです。さながら山に登っているような感覚になるため、大阪教育大学の学生は登下校のことを「登山・下山」と呼ぶ人が多いです。また、通学路には屋根や壁などがないため、風の影響を受けやすく、雨が降るとすぐに濡れてしまいます。また、夏場などの暑さは激しく、冬は寒さがきびしいため、自然に左右されることが多いです。

不満に感じていること②：ゼミ・研究室

そもそも人間科学学科は１回生時に必修科目や専攻科目がほとんどなく、一般教養科目を履修することがほとんどでした。そのため、自分が専門的に学びたいと思い大学に進学したにもかかわらず、１回生の間にほとんどそれを学ぶことができなかったため、本来の目的を失ってしまう学生もいました。２回生になってから専門を学ぶことができましたが、ゼミ配属する教授の人数が学科の生徒数の割に少ないため、任意のゼミに配属されるかどうかといった心配があります。

大阪教育大学のおすすめ学部：教員養成学部

教員養成学部はその中でも小学校の先生を目指すものや、中・高校生の国語・算数・英語・社会・理科などといった専門に分かれた学科も存在します。そして常に教育に携わりながら学ぶため、知識だけでなく経験も積みながら教員を目指すことができると思います。カリキュラムの中に実習として小学校を訪れることもあるため、他の一般の大学より無駄なく学ぶことができます。

大阪教育大学に通って良かった？

教育大学だからといって、入学した学生全員が教員を目指しているわけではありません。企業就職の際には国公立大学を卒業しているということが大きな強みになるため、よい大学に入学できたと思います。また自分の生活に適したサークル活動を行えるため、アルバイトだけでなく、福祉ボランティアなどの活動にも取り組むことができています。３回生になるにつれてより専門的な知識を得ることができ、自分の将来への一歩を進めていると実感できています。