武蔵野音楽大学の評判・口コミ【音楽学部編】

武蔵野音楽大学の特徴

私立音楽大学の中では名の知れた有名大学です。一時期学生数がかなり多かったこともあり世の中に卒業生が溢れています。よく言えば、業界で生きて行くにコネとして利用できますし、悪く言えば学生数を増やしただけに質の悪化も目立つようになってしまったという過去があるので心無い偏見に出会うこともあります。とは言え、大きい組織と歴史に支えられているのでしっかり自身で判断しながら取り組めば設備もカリキュラムも充実しているし、有名音楽家や質のいい教授からの指導が受けられます。自身の取り組み次第、というのはどこの大学にも当てはまると思います。

満足していること：授業

現役で活躍している権威ある教授や講師人ばかりなので、授業内容だけでなく業界の先輩としてためになるお話を聞くことができます。また、卒業生であったり、同じように音楽を志してやってきた若かりし頃を経験しているので、共感を得ながら取り組むことができましたし、その分親身な指導を受けられたと思います。業界でも活躍している方ばかりなので、内容も充実しており、最先端の情報や考え方を学ぶことが出来ます。とにかく親身であるというのが特徴として挙げられますし、安心して師事することが出来ました。

満足していること②：キャンパスの環境

新校舎が完成し使用し始めて間もないところです。設備も充実していますし、何より綺麗なところで学ぶというのは背筋が伸びます。それだけの投資をされての自分であるという意識も持つことが出来、程よい自尊心を持ちつつ研鑽を積むことが出来ました。環境だけではないと思いますが、人間整った環境にいると気持ちも整い、落ち着いた状態で物事に集中できると思います。新校舎で学べたことも、そう言った前向きの運営をしている大学自体の動きにも刺激を受けながら生活することが出来ました。

不満に感じていること：留学制度

留学に関して、機会がないとは言いませんが、ごく限られた周囲に認められた人のみが挑戦するもののような雰囲気がありました。師事している先生だけでなく、学生同士目を見張りあっていて、挑戦することよりも安全に控えめに動く方が輪を乱さず良しとされる傾向があるように感じました。例えば、少し頑張らないと出来ないかも知れないけど挑戦したい、というような案件に応募しようものなら、力不足だとかもっと適者がいるだとかいう話を直接的・間接的に本人の耳に入るような感じです。せっかく若く伸びしろがある学生なのだからもっと果敢に挑戦するという姿勢を大切にしてもいいのではというように思いました。

不満に感じていること②：サークル

サークルや学生団体の数は非常に少なく、限られた人間だけがやっているという印象です。これは専攻している楽器や本人の性格の向き不向きもあるかも知れません。基本的には自身の楽器や専攻の練習だったり勉強だったりに追われているのでサークル活動に熱心に取り組むというのは稀でした。やっていたとしてもほとんど形になっていないものばかりで学園祭や新入生歓迎会の機会で存在を知るくらいのものでした。当然、学園祭や新入生歓迎会も参加する人だけが盛り上がっていて、それも規模が小さく全く参加しないという学生も多かったと思います。

武蔵野音楽大学のおすすめ学部：音楽学部 音楽総合学科

実技一筋ではなく、音楽に興味があるというかたにおすすめの学科です。まだカリキュラムが新しくなって間もないですが、音楽について学びたいけれど、何がどういうものなのか分からないという時に、まずはどんなものがあってどんなことを学べるのかというのをざっくばらんに知ることが出来、興味の向くままに挑戦しながら自身の方向性を固めていくことが出来ます。私自身、実技を取らなければ、音楽についてまなぶといってもどんなものがあるのか分からないという状態で入学しましたので、非常に良いカリキュラムだと思います。

武蔵野音楽大学に通って良かった？

学生生活は充実していましたし、教授や講師人だけでなく事務の方など大学内にいる方は殆ど学生を大切にし親身になってくださる方ばかりでした。入学前や入学してしばらくは、そこまで親切にしなくても、と思うくらいでした。専門的な色が強く、音楽という共通点があって出会うので刺激的でしたし、あのような大きな規模で特殊な集まりは前にも後にもその4年間だけだったと思うので、自分の人生の中で貴重な時間を過ごせたと思います。また、気負うことなく自身の好きなことに取り組み、友人や諸関係者と切磋琢磨した濃密な時間で大きく成長できたと自負しています。