広島大学の評判・口コミ【総合科学部編】

満足していること：多目的スペースが豊富にある

キャンパス自体が広く、棟と棟の間を自転車で移動しなければならないほどでしたが、学習や学生間の交流に使えるスペースが多く、のびのびとした学生生活を送ることができました。広場など野外のスペースは運動などに使うことができます。図書館や、交流のための新しい建物では、グループ学習やサークルの打合せなどに最適なテーブルとイスがあり、場所に困るようなことはありません。大学の勉強は、自分だけで集中して学習するだけではなくコミュニケーションを取ることも重要なため、多目的スペースがあることは嬉しかったです。

満足していること②：幅広く学べる

総合科学部は、昨今増えてきた文理越境的な視点から設立されましたが、その歴史は４０年以上です。文系と理系半々で構成されます。特に１、２年生の間は、自分の分野とは異なる分野の授業を取る必要があり、浅くとも広い知識や見識に触れることができたと思います。私は文系だったため、理数系の授業では計算や基礎的な知識の前につまずくこともありましたが、教科書以外にも参考書で学んだりして対策しました。自然環境系の授業はこれから生きる上で学んで損はないと思います。

不満に感じていること：キャンパスが田舎にある

キャンパスが広島市から離れたところにあり、市内まで電車で小一時間かかるため、都会に触れることがなかなか難しかったです。学生時代は、都会の中で遊んだりアルバイトをしたりすれば、得る物が大きかったはずなのに、距離があることからなかなかその経験ができなかったことが不満です。学生は、あまり大学の近くを離れない者と、頻繁に都市にアクセスする者とに二極化していたと思います。医学部などは市内にあるのでうらやましく思っていました。

不満に感じていること②：就活サポートの内容

大学では、キャリアサポートプログラムのようなものもありましたが、多くはマイナビ等のプログラムの傘下にあり、就活に向けて有利に動くことのみを教えられました。就職の実績を上げることは、大学にとっても重要な課題ではありますが、学生が主体的に就職先を検討する機会にはなっていなかったと思います。学生は不安を抱えながら行動していましたが、うまくいかなかった場合に、どのような策があるかなどの情報はありませんでした。

広島大学のおすすめ学部：総合科学部

分野越境の方針でカリキュラムが組まれているため、自分の興味のあることに対して多面的にアプローチすることが可能でした。例えば都市の構造について研究する場合、文理両方の視点が必要なので、自分で他学部の授業を受けるなどして勉強していくことができました。

広島大学に通って良かった？

学部主体の新入生歓迎イベントがあり、入学直後の不安な時期に知り合いを作ることができて良かったです。他の大学ではあまりないと思います。学年が進むにつれ、教授や講師と交流する機会もあり、勉強に関しては自分がやってみたいことを後押しするような雰囲気がありました。大学の周辺は田舎ではあるにしろ、生活に困るようなことはなかったです。