東京海洋大学の評判・口コミ【海洋科学部編】

満足していること：キャンパスの立地が良い

品川という首都圏中心部に位置しているため、アクセスおよび治安が良いです。就職活動をする際に地方の大学に比べて、はるかにフットワーク良く活動することができます。また、海洋に関する専門性は日本の大学の中でトップクラスであり、在籍している教授も、学会などにおいて著名な先生方が多いです。国内の大学では珍しく、大規模な調査船も有しており、船を用いた実習は本学の大きな特徴です。私も、船内生活によって良い経験ができ、協調性の大事さも学びました。この大学は、学生がとても温和で真面目なので、学生生活を安心して楽しく送れることが満足度の向上につながっています。

満足していること②：留学に力を入れている

英語教育ならびにグローバル教育にとても力を入れています。アジアの海洋教育で有名な大学への留学先はもちろん、ノルウェーやカナダ、トルコ等にも間口広く留学先があります。学生達は3年生進級の条件としてTOEIC600点以上が課せられており、学生全員が、留学できる環境が整っています。その際、大学からの支援もとても手厚く、英語学習から帰国後のフォローまで丁寧な対応をしてくれます。さらに、外国人留学生とのランチセミナーなど、英語を日々使いたい人にもとても良い環境が整っています。

不満に感じていること：キャンパスの使い勝手が悪い

東京海洋大学はとても歴史のある大学ですが、それだけに各研究棟は少し古いです。僕が所属している研究棟のトイレは和式が多く、ウォシュレットの整備も進んでいません。また、他の大きな大学には、綺麗なトレーニング施設等が存在し、自由に使えるそうですが、本学のグラウンドおよびトレーニング施設、体育館の環境はあまり良いとは言えません。その他、不便に感じているのが学食です。学食の開放時間が昼の数時間だけと短く、近隣企業のサラリーマンで混み合うため席の確保も難しいことがあります。

不満に感じていること②：部活動が盛んでない

学校として力を入れている部活動があまりないので、体育会系の活動はあまり盛んではありません。六大学等の部活動応援を見ていると羨ましく感じてしまうことが多々あります。また、部室が小さく汚かったり、シャワールームやトレーニング施設、合宿所等の環境が充分に備わっていないため、一所懸命に活動しようとしている人にとってはあまり良い環境とは言えません。また、学生自体も部活動に対する情熱はあまりなく、文化系のサークル等に人気が偏ってしまっています。

東京海洋大学のおすすめ学部：海洋資源環境学部

海洋大国日本において、海底資源開発や海洋利用というのはとても重要な課題です。この学部には、日本にとってとても大事な研究を最先端に行なっている教授がたくさんいます。さらに海洋資源環境学部はJAMSTECといった研究施設とのつながりも深いため、研究所と連携した学びや授業を受けることもできます。

東京海洋大学に通って良かった？

品川という立地のおかげで、実習に行ったり遊びに行ったりする際、どこへ行くにもとてもアクセスの良い大学です。研究内容も、東京大学や京都大学と比べて遜色がないくらいのものができる環境が整っており、やる気さえあれば自分を磨くことができると思います。また、大学自体が小さく、人数的にも小規模なため、先輩後輩との繋がりが強く、学校生活を通じて他者とのコミュニケーション能力が磨かれる環境だと思います。また、船に乗る実習では一ヶ月かけて日本一周をしたり、南極に行けたりと、他の大学では絶対に味わえない経験をすることもできます。