神戸大学の評判・口コミ【法学部編】神戸大学

神戸大学の特徴

神戸大学の特徴はやはり10の学部からなる総合大学であり、多彩な分野の優秀な教授が揃っていることでしょう。学生は自分の専門科目の他に全学共通科目を履修しなければなりません。これは学部、文理の区別なく様々な講義から選ぶことができ、例えば法学部であっても数学や心理学で単位をとることができます。この中には外国人講師が英語で行う講義もあり、幅広い教養を身に付けて視野を広げることができます。また学部間の連携も強く、法学部と経済学部は協力してエコノリーガル・スタディーズというプロジェクトを行っています。

満足していること：授業

前述の通り神戸大学は優秀な教授がいますが、特に法学部には法律改正に大きく関わったような全国でも有名な教授が在籍しています。その講義は非常に難解なこともあるのですが、法律学の奥深い面白さに触れることができます。一方で全学教育科目もけっして基礎的な講義にとどまらず、授業中に実験を行ったり、いろいろな分野の教授が一つのテーマ(例えば環境など)について順番に講義したり、現役のエンジニアや法律家などを招いて話を聞かせてもらったりと個性的な講義で知的好奇心を刺激してくれます。

満足していること②：キャンパス

神戸大学のキャンパスは六甲山にあり、交通の便はあまりよくない反面、灘の町と海を見渡せる非常に良い景色です。自然に囲まれた環境で、キャンパス内にイノシシが現れることもあります。各学部間の距離はそこまで遠くありませんが移動は坂道と階段を使うことになるので運動不足の心配はないでしょう。また法学部がある六甲台第一キャンパスには国有形文化財に登録されている建物もあり、最近はNHK朝ドラの撮影にも使われました。

不満に感じていること：サークル

サークルはそこまで豊富にあるわけではありません。自分の入りたいサークルもありませんでした。京都大学や大阪大学など多くの大学にあるクイズ研究会も神戸大学にはありません。ただし部活やサークルは条件を満たせば新しくつくることもできます。例えば「ポケモンサークル」が学園祭で一室貸し切って企画展を行っているなどかなり変わったサークルが活躍していたりもするので、部員が集まりそうなら挑戦してみる価値はあるでしょう。

不満に感じていること②：キャンパス

景色だけは良いのですが交通面以外にももうひとつ問題があります。学食の少なさです。キャンパス内には生協以外の外部のカフェやレストランは一切ありません。山にあるため周りに飲食店もなく、学生は生協の食堂かセブンイレブンに頼るしかありません。ちなみに生協のメニューは輸送費込みなのか学食にしては高め。さらに土日祝日は休み。このため弁当や山の下、六甲道や阪急六甲駅周辺で買ったパンを持参している学生が多いです。

神戸大学に通って良かった？

立地以外は一般的な総合大学といえます。時間割はどの学部もなかなかの忙しさで、下宿したとしてもそれなりに通学時間がかかるのでアルバイトに向いた学校とは言えませんが、学業第一に頑張れる学校といえるでしょう。ただし授業の取り方は自由度が高いので無理なく質の高い知識を深めていくことができます。また、サークルはやっていませんでしたが学園祭は有名人を呼んだり盛大に行われるので充分楽しめました。 図書館の蔵書も豊富なので安心です。